UNloved

UNLOVED

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(6件)

絶望的33.3%切ない33.3%不気味11.1%泣ける11.1%知的11.1%

  • nabejp

    5.0

    森口瑶子がすばらしい

    今見ても古くない。それだけ時代を超えて人を動かす作品だと思う。ヘタすると伝わることが難しい台詞をこなした森口瑶子。彼女だからこそ、と感じさせる女性像を感じさせた演技はすばらしい。

  • tag********

    2.0

    ネタバレ価値観という監獄

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • god********

    5.0

    どうしても埋められない溝

    本作は3人の人物による会話劇だ。過不足ない現状に満足している女、仕事で成功したバツイチ男、そして上昇志向の若者。 一見ステレオタイプになりそうな人物による三角関係だけで観客を引き込む力は凄まじいものがある。 それは、彼らが相手に言い放つどの台詞かには、自分も思い当たる節があるからだろう。 コミュニケーションとは、相手の気持ちを考えることから始まると思う。 けれども、相手に歩み寄るということは、自分にウソをついていることにもなる。 だからこそ、彼らは自分を曲げることも、自分から相手に歩み寄ることもしない。 自分の理想に相手が近づくことをただ願っている。 そんな理想と現実が自分の思い通りにならないからこそ、彼らは焦り、そして苛立つ。     人間は誰もが自分らしく生きたいと思っている。 自己愛やプライドが高いからこそ、自己を防衛し、肯定するような態度しか相手に取れない。 あるいは、自分の弱みを突かれたくないと思い、強がってしまう生き物だ。 自分に対して妥協し、相手に歩み寄るのを「負け」だと頑なに思ってしまう。 しかし、そうやって頑なに自己変革を拒めば、人間は孤独になってしまう。 そんな状況には耐えることができない。 そんなジレンマの中で、人間は苦悩する。 自分と相手の人生観や価値観の相違から生まれる、どうしても埋められない溝。 その深く暗い亀裂を目の当たりにした時、自分ならどうするだろうか。 真剣に人生を考えたことがある者なら、絶対に避けて通れない普遍的な問題が、膨大な会話の端々からくっきりと浮かび上がっている。 会話劇なのに全然演劇的だと感じさせない演出も見事だ。 空間の高低を使った人物配置は、見下ろすという「蔑み」と、見上げるという「妬み」を視覚的に巧みに描写している。 あるいは、桟橋で男と女が会話する場面でも、人物の向きの変化とカメラアングルの工夫により、その場面を動的に捉えることに成功している。 女がいつも自転車に乗って通勤する設定も、彼女の生活圏がいかに限定されたものであるかを否応にも感じさせる。 言葉で何もかも説明することは、映画においては批判されることが多い。 けれども、本作はその積み重ねにより、人間を見事に捉えている。 彼らの発している言葉は、決して他人事ではない。 自分は3人とは全く違う人間であり、全く同じ人間でもあると思ってしまう。 だからこそ、1つの台詞が、まるでナイフのように心を抉っていく。 人間の痛々しさを画面に焼き付けた傑作だ。

  • peo********

    2.0

    幸せってなんだっけ?

    前に観ようとした時は、15分で耐えられなくなって止めてしまった。 つまんなくて。 でも、も少し観てみようかと思い直した。 一瞬スゲー古い映画かと思った。 喫茶店の苺のショートケーキがね、品なく大きくて切り口が汚くてさ 今あんなケーキ出す店ってないじゃん、きっと。 アタシは甘いもの食べないから無知だけど、そのくらいはわかるもの。 ま、どうでもいいことだけど、そのケーキにとっても違和感をもった。 2002年の映画なのに。 自分の身の丈を知り、その中での幸せを見つけることが出来る女と 自分の身の丈を知り、その自分に似合うように女を着飾らせる男。 女の気持ちがわからなくて見当違いなことばかりする 傲慢で我儘な男を仲村トオルが演じている。 この人はいつからこういう役が、似合うようになったのかねぇ 愛ルケとか、救命病棟だっけ?とか。 何を幸せと感じるかが違うと気づいた女の心はどんどん冷めていく。 そりゃお金はないよりあるほうがいい。 でも価値観が違い過ぎる相手とじゃ、いくらお金があったって幸せにはなれない。 望む幸せが違うんだからね。 女は男と別れたあと、同じアパートに住むうだつのあがらない男を好きになる。 あら、いい話じゃんと思ったのはここまで。 そのうだつのあがらない男はホントにうだつがあがらないし、 女は金持ちの男に見下されながら得られる幸せより うだつのあがらない男から向上心を取り上げ、 尻に敷くことで得られる幸せを選んだだけ。 今そこにある幸せに1番満足出来ていないのは、実は女だった。 1番まともなのはうだつのあがらない男。 でも結局誰も幸せじゃない。 前半はつまんない映画だけど、後半、うだつのあがらない男と嫉み女の 長い口論のシーンははかなり面白いよ。 考えさせられる。 人としてこの社会に生きていくということについて。 ただラストシーンはまったく全然さっぱり超、納得いかない。

  • yos********

    4.0

    2人のKYと1人の凡人

    『接吻』で万田邦敏・珠実のコンビを初めて知りました。その過去の作品がユーロスペースでレイトショー上映されると聞いて、さっそく行って参りました。 市役所に勤める光子(森口瑤子)は、出入業者の勝野(仲村トオル)に見初められる。勝野の猛アタックが実り、2人は付き合い始める。が、・・・ 勝野は金ならあるとばかりに、高い洋服を買い与え、フランス料理のディナーに連れて行く。光子のことを想うからこその行動なのだろうが、全く自分本位で押し付けがましい。さらに、それを良かれと思ってやっているだけに質が悪い。 想ってくれているからこその行動を考えてくれる相手ならよいのだが、自分の生き方に揺るぎない信念を持つ光子は、それが我慢できない。 そんな中、同じアパートの下の階に住む下川(松岡俊介)が気になり始め・・・ めずらしく“あらすじ”から入ってしまいました。これなしに説明不能だったので・・・ 「人は、他者に見下されることには敏感だが、他者を見下していることには鈍感」 観ながら思っていたのは、そんなことでした。私なんかは気が小さいので、他者を見下した態度をとってないか、嫌な気分にさせてないか、結構気にしちゃいます。誰かに恨みをかってないかって。それでも、そのうち夜道で背後からナイフで刺されるんじゃないかとビクビクしてます。 しかし、・・・ 光子も、勝野も、相手がどう考えるかなんてお構いなしに見えます。空気が読めない、というか読む気すらない。それは自分の生き方に揺るぎない信念を持つからでしょう。自分の中に確固たる基準があるので、人からどう思われても関係ない。だから、相手のことを自分の基準で、自分勝手に決めつけ、判断する。結局、2人は同類なんじゃないかな。 そして、もう1人の登場人物・下川。こちらはあまりにも凡人です。今の生活に不満。今のままじゃダメと思っているが、何から手をつけてよいか分からない。そんな下川を光子は「あなたには何も出来ない。私には分かる。」と断じるし、勝野は「君みたいな人間・・・」と見下す。下川は2人と関わり合うことで振り回されるのです。 ただ、この流れでいくと、ラストが納得いかないんだよな。どういう心境の変化があったのか、分からなかった。って、これは自分の鑑賞力のなさかもね。 ですが、『接吻』に惹きつけられた人にはお勧め。すれ違いの台詞劇、その緊張感は目が離せません。 昨年の流行語「そんなの関係ねぇ!」と「KY(空気が読めない)」。 「そんなの関係ねぇ!」って言ってるヤツはきっと「KY」だなって、今更ながら思いました。全然、余談。

スタッフ・キャスト

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森口瑤子影山光子
仲村トオル勝野英治
松岡俊介下川弘
諏訪太朗レストランのオーナー

基本情報


タイトル
UNloved

原題
UNLOVED

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
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