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4.0点
スタジオジブリ(宮崎駿作品)というと、大冒険やメッセージ性が求められてしまうところがあるが、本作品はファンタジーではあるものの、敵らしい敵も出てこず、大した冒険でもない。また少女から大人への成長も描かれているものの、強いメッセージでもない。 しかし、そこが本作品の魅力である。 たまにはこうしたジブリ作品も良いのではないだろうか? また決して美女として描かれているわけではないハル(池脇千鶴)も等身大で好感がもてる。 “猫の国”の王子ルーンとの結婚についてもまんざらでもなさそうな態度を示したり、最後はバロンに好意を抱いたり、ふわふわしたところも逆に人間らしい。
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