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トリック 劇場版 (2002)

監督
堤幸彦
  • みたいムービー 33
  • みたログ 2,935

3.29 / 評価:431件

ファンにとって大事な作品

  • bar***** さん
  • 2020年8月4日 10時24分
  • 閲覧数 422
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

トリック劇場版。

これすごく昔に見て、当時すごく面白かった気がして、今でもストーリーは大体覚えているくらいなんですけど、時間が経った今見返してみると、自分がこれの何が好きだったかって、山田と上田のキャラクターとか、作品の独特の空気感だったりするんですね。

改めて客観的に眺めてみると、やや平凡というか、キャラクター性を売りにした映画に過ぎないということが分かってきました。

とはいっても、それってセールス目標がはっきりしていていいというか、キャラクター性にフォーカスするって、実はすごくいいことだと思うんですよね。キャラクターってなかなか飽きられないですから。山田と上田が好きだから、この作品を見るっていうのは、実は全然おかしなことじゃないです。

内容としては、埋蔵金が隠されているという噂の村に行って、神様を演じるんですね。で他にも神様と名乗る人たちがいて、その人たちと手品勝負をするんです。この辺は「トリック」っていうドラマシリーズの設定上、「トリック=見破るもの=視聴者が見破れるレベルのもの」というものに変更されていて、物語という枠で見るとかなり不自然なところがたくさんあります。

神様と名乗っている人たちがいて、その人たちが大仰な言葉を吐いた後、いきなり「じゃあこのカードを見てください」というマジシャンに変化するのは、確かに変ですけど、それが「トリック」っていう作品の醍醐味であって、視聴者も頑張れば解けるレベルのマジックショーが始まったということで、しかもすぐ後で必ず山田と上田が解説してくれるので、それがすごく楽しいんです。本当にどんな人でもちょっと努力すれば解けるレベルのものなんですけど、一見すると分からないレベルなので、そのバランスがいいです。

前半は神様たちとのトリック勝負で、後半はこの村の伝承に迫ります。ですが意外と(というか枠の時間的に)構造的には簡単で、理解してみるといささか安っぽいように感じます。

でもそれも、改めて「トリック」っていう作品の魅力から離れていった者が、あとから判断して言っているだけなので、「トリック」のキャラクターや独特な空気感が好きな人は、ぜんぜん気にならないレベルだと思います。

この作品に流れている「笑い」とか「恐怖」とか、「緊迫感」っていうのは、キャラクター性に則って行われているものなので、今見るとがっかりするところが多いと思いますが、当時はここにのめり込んで人々は笑っていたんだし、恐怖していたんだし、緊迫感を感じていたんだなって思うのは、とても勉強になることだと思います。

完成度は低いですが、これはファンにとっては大事な作品だったということです。

詳細評価

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