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ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔

THE LORD OF THE RINGS: THE TWO TOWERS

179

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5.0

ネタバレいよいよ面白くなる第二弾

言わずと知れた「指輪物語」三部作の第二弾。 強大な魔力を秘めた指輪を葬るために出発した旅の仲間たちだったが、指導者のガンダルフに続いて、悪鬼ウルク・ハイの襲撃でボロミアをも失ってしまう。ボロミアが死ぬ前に、指輪に惑わされ豹変した姿にショックを受けたフロドは、これ以上仲間を指輪の誘惑の魔力に晒さないためサムを連れての別行動を決意する。 いっぽう、アラゴルン、レゴラスとギムリは誘拐されたメリーとピピンを救出するためウルク・ハイの部隊を追跡しているうち、騎馬民族ローハンの領土に入る。通りがかった流浪の騎士団長エオメルから、オークの一群を襲撃し全滅させた旨を告げられたアラゴルンたちは、メリーとピピンの痕跡を追ううちに太古の森に入り込み、そこで蘇ったガンダルフに出会うのだった。 一方、以前に指輪の持ち主だったゴラムという小さな魔物がフロドとサムを執拗に追跡していた。ゴラムに襲撃された二人は、逆にこれを捕まえ、サムは指輪を奪おうとするゴラムを殺してしまうことを主張する。だがフロドは、目的地モルドールへの道を知っているのはゴラムしかいないため、彼を生かして案内役にすることにする。しかしゴラムの狡知によって、フロドの心にはサムへの猜疑心が広がってゆくのだった。 そのころローハン国は、王セオデンがサウロンの魔力によって乱心させられており、滅亡の危機に瀕していた。ガンダルフはアラゴルンたちを連れてローハンに乗り込み、光の魔法でセオデンの正気を蘇らせる。だが、来るべき闇の軍勢に対して立ち上がるようにというガンダルフの助言をセオデンは聞かず、ヘルム峡谷の砦に閉じこもってやり過ごすことを決める。実はセオデンは乱心している間、奸臣グリマの口車に載せられ騎士団長エオメルとその部下たちを追放してしまっており、ローハンには圧倒的に兵力が足りないのだ。エオメルたちを見つけ出し三日目に戻ってくると言い残し、ガンダルフは早馬で飛び出していった。 だがヘルムに移動中のローハンの民を魔狼に乗ったオークたちが襲撃する。残った戦士たちとアラゴルンたち三人の奮戦で襲撃を退けるも、アラゴルンは崖から転落してしまう。婚約者でエルフの姫アルウェンの祈りの力により命を取り留めたアラゴルンはからくも馬に乗り仲間たちのもとに向かうが、そこで見たのは、悪の魔法使いサルマンが放った数千人のオークの重武装部隊がまっすぐヘルムに向かっている光景だった。 いっぽう、森の中で木の番人である巨人エントに助けられたメリーとピピンだったが、闇の勢力の勃興に対し何ら危機感を持たないエントたちを見て苛立ちを募らせる。メリーは知恵を働かせ、「敵をあざむくため」と称して木の巨人たちをサルマンの拠点へといざなうのだった。 フロドとサムの運命は?ヘルムの砦を巡る絶望的な戦いの行方は?壮大な合戦シーンのみならず、指輪の魔力とゴラムの計略によって心を蝕まれていくフロドの姿もあいまって、展開からますます目が離せなくなる。 さらに、美しくも勇敢なローハンの王女、エオウィン姫が今作で登場する。男ばかりの登場人物たちの中で存在感が際立つ彼女は、次作で大活躍するのでこちらも必見だ。

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