ピカレスク -人間失格-
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
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予告編・動画
作品レビュー(2件)
- やふたろう
3.0点
ネタバレ本当に人間失格だった
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ple********
3.0点
「太宰治を河村隆一が演じる」と聞いた時は「河村隆一は太宰より三島由紀夫の方が似合うのでは?」と思ったし、さとう珠緒は顔と声が暑苦しくて受け付けず、裕木奈江は「ふわふわジメジメしている」「男に媚びている」といった感じで嫌いだし、太宰を特に好きでもないので、「実在の人物を俳優が演じる」という興味だけで観た。 河村隆一は、学芸会レベルの演技力だし、予告編の「河村隆一が魅せる、究極のナルシズム!」というよりは駄目男なのだが、駄目男の色気という意味では『浮雲』の森雅之に必肩する(『浮雲』の森雅之は太宰に無関係なのだが、顔やキャラが太宰にそっくり)。初登場シーンから太宰に見えたので、河村隆一の中に太宰治を見出した伊藤秀裕監督は慧眼だ。河村隆一が津軽弁じゃないのは台詞を喋るだけで精一杯だからだろう。 田辺なつみ役の朱門みず穂は、演技は全然巧くないのだが、「日本映画の女優」という雰囲気が良かった。さとう珠緒は、演技が巧いからかあまり気にならなかった。裕木奈江も、緒川たまきのようなマドンナだと鼻に付くが、生活感が有る役なので気にならなかった。緒川たまきは、「上品なお嬢様」という雰囲気で女優陣の中で一番好き。とよた真帆は、演技は巧いんだが、『SWEET SEASON』と変わっていないような気がする。 佐野史郎は、文士という役柄がとても似合っている。田口トモロヲや大杉漣が出演しているのに気付かなくて見付けられなかった。 事実に忠実に作られていると思う。映像が昔の日本映画みたいで戦前から戦後の雰囲気が出ていて良かった。主題歌が歌謡曲なのは普通なら嫌だが、今回は主演の河村隆一が歌っているので許せる。原作はまだ読んでいないのでこれから読みたい。
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