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インソムニア (2002)

INSOMNIA

監督
クリストファー・ノーラン
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3.36 / 評価:718件

正義と悪が交差するノーランの善悪の彼岸

  • ena***** さん
  • 2020年2月5日 16時50分
  • 閲覧数 875
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

苦しい映画だな。
最初についた嘘から後戻り出来なくなる…
日常生活や社会でもありそうな出来事だし、
自分自身でも、やってしまいそうで、そういう意味では、
本当に苦しいし、怖い。

そこに、タイトでもある不眠症、眠れない辛さが重なってくる。

僕は40代の後半、更年期鬱になったという自覚があるんだけれど、それは自律神経失調症からくる不眠症がきっかけで、眠れないことによる不安が鬱を引き起こした、とそう理解しているけれど、
眠れない、というのは心にも身体にも強烈なんだよね。

アル・パチーノ演じるドーマ刑事も正義と悪の分別がつかない訳じゃあないが、仕方がない、という方向に向かってしまい…
眠れないことによる、状況判断の鈍さとか、不確かさや不味さもあって、だろうが、
この道すじが最もダメなんだよね。
“だって仕方がない”…
僕は、人生の中で、これを無くしたい、というのがテーマだが、
これが難しい。
ほとんどのことは、だって仕方がない、んだよね。笑

最後に、若い女性警官のエリー(ヒラリー・スワンク)に、道を誤るな、と言って正すドーマ。
それは彼女が見つけた薬莢を捨てようとした時だ。
その薬莢が自身の過ちを暴く証拠にもなるのだけれど、
6日間も眠れなかったドーマが、今際の際で、眠りたい、眠らせてくれ、といいながらのエンド・マーク。

ロビン・ウィリアムズの悪役も、珍しいと思うけれど、悪といっても、捻れた変態野郎で、彼ならではの悪が際立ってたな。

しかし、ずっと苦しい映画だった。
ホテルの女性従業員に、内務調査が行われた事件の、自身の正当性を語る場面…
子供をいたぶって殺した、
そんなクソ野郎を証拠不十分で釈放させるくらいなら、証拠を捏造することくらい、なんだというんだ!
ってのは、
もちろんそうなんだけれど…

苦しい、んだよ。
内務部の取り引きに応じて、事実を話すと言った同僚の刑事ハップ(マーティン・ドノヴァン)、
彼を事故で射殺してしまうドーマ…
ずっと、苦しい。

また、ここにもノーランの善悪の彼岸があった。

詳細評価

物語
配役
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映像
音楽

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