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バンド・オブ・ブラザース

tes********

2.0

流石に10時間は長くて間延び感がある

4.22点/60人/2001年   そもそも全10話、約10時間のシリーズドラマなので映画と同じように評価するのは無理があると思うが、あえて映画として見た場合の評価です。 1998年の「プライベートライアン」の成功を受けての本シリーズだと思うが、プライベートライアンの冒頭怒涛の30分戦闘場面の迫力を期待してたら肩透かしを食った気分だった。 本作は、それなりに戦闘場面はあるが、どちらかといえば淡々と戦場での戦闘や日々の生活を描いていて、リアル演出なんだとは思うが、集中力のあまりないおじさん的には単調に感じた。 当時の実際の兵士がインタビューに答えている場面から始まるので、できるだけ忠実に撮ろうとしての演出なのだろうが、その事が単調さを増しているようにも感じる。 「バンド・オブ・ブラザース」意味としては、戦友との連帯・絆、的な意味なんだろうから、基本的に本作は戦友や共に戦った元兵士の方々への賛歌なんだろうと思う。 重要人物でなく普通の兵士達を主人公にしている点も、理不尽な時代や状況下で否応なく懸命に戦う普通の人々の物語的なところも「プライベートライアン」っぽいと思ったが、 「プライベートライアン」評価は★5なのだが、本作は色々配慮されてはいるが、個人的にどうもアメリカ肯定感が強めに感じられて、その部分が引っかかってしまった。 登場人物が多くても苦にならなくて、淡々とした語り口の長編ドラマが好みの人なんかは楽しめる作品だと思います。 吹替えで見たが、重要人物担当の役所広司さんが明らかに役所広司って分かっちゃうので、彼は声優には向かないなと思った。 2018/8/11 追記 その後バンド・オブ・ブラザース制作陣が2010年に制作した同じような1時間10話完結の『ザ・パシフィック』も見た。 ヤフーにレビューしようとしたが、作品検索しても見つからないのでここに追記 個人的には『ザ・パシフィック』の方が、戦闘場面も多めでリアルグロだし、日本人相手なので敵味方がわかりやすい。 日本軍の非道がどこまで史実かわからないが、アメリカ側の非道も描いていて、アメリカ肯定感からくる拒否感覚があまりなくすんなり見られた。 絶望的な状況でも降伏せずにバンザイ突撃をして、次々と死にに来る日本兵をみて理解できずにアメリカ兵の恐怖する様が良く分かった。 が戦術的な合理性もなく次々に突撃して積みあがる死体の一つ一つが誰かの子であり父であるのかと思うと、日本人的には複雑だ。 吹替えも、違和感なく見れたのでその点も良かった。 しかし、イカンセン集中力の足りないおじさん的には10時間は長すぎるので、 評価は★3かな。 アメリカの非道もちゃんと描いているのに実話ベースであることに少し驚くが、原作は終戦後かなりたってからの発表らしいので、作者の人々には長い葛藤があったろうと想像する。

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