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戦場のピアニスト (2002)

THE PIANIST

監督
ロマン・ポランスキー
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  • みたログ 8,004

4.14 / 評価:1994件

ピアノへの情念がほとばしる瞬間

  • m_l***** さん
  • 2020年9月24日 3時35分
  • 閲覧数 309
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

完全に孤立して廃墟を徘徊するようになってから、食料を探しドブネズミのように生き伸びていたシュピルマン。将校に見つかりピアノを弾くよう言われたときは、死の恐怖を目前にして極限の精神状態だったことでしょう。

しかし長い間触れることができなかった鍵盤にひとたび触れると、またたく間にピアニストとしての自分が覚醒します。飢えも寒さも恐怖も全て忘れ、閉じ込めていたピアノへの情念を指先に力強くほとばしらせるシュピルマン。助かろうという打算的な気持ちや、今までの苦境で味わった悲しみさえも感じさせず、ただただ芸術家としての本能のままに演奏しているように見えました。

他のホロコースト映画に劣らない悲惨な描写も心に残りましたが、やはり一番印象深かったのがこのシーンでした。「芸は身を助く」といった単純な教訓ではなく、戦争に人としての尊厳を踏みにじられ、どれだけ畜生のように身を落としても失われることのない芸術への情熱、美しさを教えてくれた作品です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 知的
  • 絶望的
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