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天国の口、終りの楽園。 (2001)

Y TU MAMA TAMBIEN/AND YOUR MOTHER TOO

監督
アルフォンソ・キュアロン
  • みたいムービー 212
  • みたログ 977

3.71 / 評価:191件

ルイサの視点で観て欲しい物語

  • 2児母mame さん
  • 2015年9月4日 23時34分
  • 閲覧数 1968
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

WOWOWにて鑑賞。
主婦です。

結末のネタバレあるので
まだ観てない方はスルーしてくださいね。


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観終わった後レビューが書けずにいたのですが、その日の夜みた夢が
自分が癌で死ぬ夢でした。

死ぬとわかった時
人はどうするのか?
私は夫や幼い子供を残して死ぬのが
辛く心配で、できる限りのメッセージを残そうと手紙にしたり、とにかく慌ててました。
「時間がない」
自分の声を残さないと!!!
結局十分にメッセージを残せず力尽き
死んで目が覚めました。

皆さんはどうでしょうか?
自分があと数日後に死ぬとわかったら、
何をしますか?
誰に何を託しますか??

ルイサは、性欲旺盛で
甘ったれな2人に振り回され、
何を残そうとしたのでしょうか?

ビーチ「天国の口」に何を求めて旅立ったのでしょうか?

映画を観終わった後は特に
深く考えず、ルイサがちょっとかわいそうだなくらいに思ってただけなんですが、、、。

自分も癌で死ぬという
体験を夢でしたため
この映画に込められた深い部分を
ものすごく考えさせられることになりました。

そして旅の中でのルイサの一言一言が
とても重く感じたのです。

メキシコは生命に溢れてて
本当に開放的な国なんだと感じ、
若くエネルギッシュな2人の
生きる力=性欲を存分に受け入れつつ
自分の死に場所を探してさまよっていた。
死と向き合い、人生と向き合い
誰にも打ち明けず一人で泣き耐える
ルイサの女性としての強さ。

対照的に、
浮気したことを馬鹿正直に話す夫や
大した経験もしてないくせに
互いの彼女とやったやってないだの
小さい争いをするテノッチとフリオの
本能むき出し単細胞で、情けなさ・弱さ。


この男女の違いが非常に明確で
生と死に対するメッセージが
込められた映画だったんだなと
振り返ることができました。

ルイサの死をもって
いろいろ気付かされた2人は、
自分たちの小さい視野、
小さな友情、小さな夢、小さな恋愛にも
気付いて、お互い本物をきちんと探すようになれたんだと思いました。


テノッチとフリオの下品で
ふざけ過ぎたやり取りがちょっと腹立たしいの☆3つですが、決して内容のない映画ではありませんでした。

メキシコの開放感って独特で日本人向けでは決してないと思ったのですが
ルイサの視点で映画を振り返ると
フリオのナレーションの重さに気付かされることがあるのかなと思いました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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  • 切ない
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