映画音楽が最高!若き女優アリーヤの遺作。
- knor_k さん
- 2007年11月19日 12時25分
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- 総合評価
ミクスチャーロックバンドkornのボーカルであるジョナサン・デイビスが
音楽を担当しています。
また彼のほかにも多くのアーティスト(リンキンパークのチェスター・ベニントンやマリリン・マンソン、パパ・ローチ、デフトーンズ、STATIC-X、ディスターブド等々)が原作に賛同して参加していますので、
ミクスチャー好きな人はサントラだけでも十分に楽しめます。
尚、この作品の後に飛行機事故で亡くなり、惜しくも遺作となってしまった歌手アリーヤは、
この作品名にもなっている「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」役として
作品DVDのジャケットでもでかでかと中央に写っています
が、実は主役ではありません!!(苦笑)
むしろ仇役といった役どころで、
主役はあくまで彼女の背後に亡霊の様に写っている
スチュワート・タウンゼント演じる音楽を愛するヴァンパイアレスタトと
そのレスタトに惹かれる人間の女の子ジェシー(主役なのにジャケには写ってない!ヒドイ(笑))
となっています。
一応この作品は、トム・クルーズやブラピが出演していた
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の続編にあたるのですが、
前作ほどヒットしなかったのは、
きっとヒロインのジェシー役のマーガリート・モローが
田舎臭い主役を演じていたからだと思います。
スチュー演じるレスタトに蝿のようにまとわりつく彼女が実に五月蝿い。
赤毛のそばかすにむりやりのゴスのメイクが彼女の美しさを全て台無しにしている感あり。
反対にアリーヤにはヴァンパイアのクイーンとしての妖艶な魅力がありました。
ホラーとしては完全なるB級作品。
ホラーというよりむしろラブ・ストーリーとかにジャンル分けされるべきじゃないのかという感じ。
でも、これはこれで味があると私は思います。
歌手としてすでに成功し、これから女優としても多くの作品を残すであっただろうアリーヤが
劇中で一度もその美しい歌声を披露していないところが少し残念ですが、
女優としての彼女の魅力は強烈に印象に残ります。
彼女を忘れさせない為にも多くの人に観てもらいたい作品。
詳細評価
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