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ソラリス (2002)

SOLARIS

監督
スティーヴン・ソダーバーグ
  • みたいムービー 52
  • みたログ 1,132

2.99 / 評価:344件

自分なら、いやだ。

  • chi******** さん
  • 2021年4月15日 23時19分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

妻が自殺して苦しんでいた主人公が
惑星ソラリスの不思議な力で妻が実体化し
ソラリスで、2人だけの世界を作り幸せになった話?

死者が蘇るが、SFや、ホラー・サスペンスというより
ラブロマンス的な印象を受けた。

恐らくは、ソラリスをとりまく薄紫色の霧が生命体で
実体を持つ、コピーを作り出している?
(ソラリスの生命体にとって何の得があるかは不明)

コピーは、主人公の記憶から作られているので
妻のコピーも相変わらず自殺願望があり、情緒不安定。
主人公は、地球に連れ帰り、やりなおすことに固執するが
妻は、自分がコピーであることに悩み
コピーを消滅させる機械を使ってくれるように
他のクルーに懇願し、消滅してしまう。

機械を使用したことでエネルギー不足になり
ステーションごと、ソラリアに落ちるしかなくなり
助かるためには、脱出ポッドに乗るしかないが
迷う主人公・・・

地球での生活に切り替わるが、誤って切った指の傷が一瞬で治る。
コピーである証拠が示され
再び、脱出ポッドに乗るか迷うシーンに戻り
実は、乗らなかったことが分かる。
ソラリスに落ちてゆくステーションの中で、男の子と出会う。
(ここで、主人公は死亡している?)

再び、地球での生活に切り替わると、妻が現れる。
生きているのか? 死んでいるのか?という問いかけに
もう、そんなこと考えなくていいの。すべて許されたの。
と妻が言い、ソラリスが映し出されて、エンド。

ソラリスで、主人公と妻の2体のコピーが
地球で生活している夢を永遠に見続けるのだろう。

妻のコピーが自殺してしまったのは、そういう目で見ていたから。
終盤で「頭を離れないのは、彼女を間違って記憶していたという想い」
と主人公のコピーに言わせていることからも
主人公自身の妻を見る目や認識が変わったから
妻が、すべてうまく行くと言ったのでは?

ソラリスでは強く思えば、死者さえも実体化するが
現実世界でも、望まないことには実現はしないし
自分と言うフィルターを通してでしか
相手がどういう人かを判断できないので
認識が、本当に正しいかどうかなど分からない。
そういうことを言いたいのだろうかとも思ったが・・・

妙にもったいぶっていて、テンポが悪いし
最後のどんでん返し的な演出、必要か?
分かりにくくしているだけじゃないのか?と気になった。

ラブロマンスとして、主人公に感情移入することが難しい。
黙って、子供を中絶して、まさかそんなに怒るなんて・・と
言うような妻が、自殺したとしても、責任を感じたとしても
再びやり直したいとは、自分には思えなかった。
精神科医が、こういう女性を選ぶかな?とか
顔つきや性格がきつそうで、個人的な美的感覚からは・・・だし
もし思わず守ってあげたくなるような可憐な感じだったら
印象が違っていたかもしれない。
ジョージクルーニーがハンサム過ぎて
自分に重ならないのは仕方ないとしても。

原作は未読なのだが、妻の死因を病死か交通事故死にして
うまくいっていた最中に突然・・・ とした方が
共感し易かったかもしれない。

主人公の最期を看取った男の子が気になった。
クルーの1人であるスノーが、ジバリアンの息子だと言った子供だが
スノーはコピーであり、あやふやなことや、嘘しか言っていない。
信頼できない傍観者なので、黙って中絶されて生まれてくることが
できなかった、主人公の息子が成長した姿だったのかもしれない。
と思ったのは飛躍し過ぎだろうか?

何かを喪失した経験がある人ほど
心に響くものがある映画だと思うが
現時点では、ソラリスにとどまりたいとは、自分は思わない。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ファンタジー
  • ロマンチック
  • 不思議
  • 恐怖
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