ここから本文です

ソラリス (2002)

SOLARIS

監督
スティーヴン・ソダーバーグ
  • みたいムービー 52
  • みたログ 1,135

2.99 / 評価:347件

解説

 ある日、心理学者クリス・ケルヴィンのもとに、惑星ソラリスを探査中の宇宙ステーション“プロメテウス”の調査依頼が舞い込んだ。ステーション内で不思議な現象が頻発し、地球との交信も途絶えてしまったというのだ。さっそくプロメテウスに向かったクリスは、そこで友人ジバリアンの死体を発見する。ステーション内には2人の科学者スノーとゴードンが生存するのみで、他の者は皆ジバリアン同様自らその命を絶ってしまっていた。生き残った2人に事情を聞くクリスだったが、それはまるで要領を得ない。しかし、やがてクリス自身にもある異変が起きるのだった。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

(C)2002 TWENTIETH CENTURY FOX
(C)2002 TWENTIETH CENTURY FOX

「ソラリス」─すべての先入観を捨てて、ソラリスの海へ

タルコフスキーのバージョンとか、スタニスラフ・レムの原作だとか、あるいは、ジェームズ・キャメロンがプロデュースをしたSF映画であるとか、そうしたすべての先入観はとりあえず捨てたほうがいい。さもないと、このマスターピースの真価が見えなくなってしまうからだ。

唯一知っておくべきことがあるとすれば、「ソラリス」はロマンティックなミステリー映画だということだ。息を飲むほどロマンティックなラブシーンや、知的な謎解きを期待して映画館に行ってくれればそれでいい。

もちろん「ソラリス」は、それだけの映画ではない。なにしろ、あのソダーバーグ監督が撮影だけでなく、久々に脚本まで手がけた渾身の超大作なのだから。シンプルなストーリーに、愛と死、罪と償い、現実と幻想、記憶とアイデンティティ、と、ありとあらゆる謎かけを詰めこんで、ゴージャスな映像とたっぷりのエモーションで優しく包んでいる。

万人向けではないが、決して独りよがりな難解映画ではない。歯ごたえのある映画を求めている人にこそ、ぜひこのチャレンジを受けて欲しい。映画館を出たあとも、ずっと心に残り続ける傑作だから。(小西未来)

6月21日より、日比谷映画ほか全国東宝洋画系にてロードショー

[eiga.com/6月10日]

映画.com(外部リンク)

2003年6月10日 更新

本文はここま>
でです このページの先頭へ