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Dolls ドールズ (2002)

DOLLS

監督
北野武
  • みたいムービー 146
  • みたログ 1,869

3.41 / 評価:415件

繋がれた紐の赤は運命の色

  • ニーナ★ さん
  • 2010年4月24日 22時49分
  • 閲覧数 1305
  • 役立ち度 11
    • 総合評価
    • ★★★★★

  人生が刹那の夢であるなら
  それは花のようなものでしょうか
  たとえ散りゆく運命であっても
  儚き程にただ愛おしく

  何時か何処かで失ったもの
  あの日何処かに置いてきたもの
  そしてその手に残ったものを
  この道行に連れ立って

  あなたは今何を想うのでしょう
  私には何が出来るでしょう


これは,浜崎あゆみの「Dolls」の歌詞。
北野武監督の本作「Dolls~ドールズ~」に感銘を受けたあゆが,北野監督に「「Dolls」をイメージした同名の曲を作りたい」と直談判したのがきっかけ。

歌詞からもきっと悲しい話なんだろうとは思っていましたが…ここまでとは。

【ストーリー】
結婚を約束していた佐和子(菅野美穂)を捨て,社長令嬢との縁談を決めた松本(西島秀俊)。
結婚式当日,佐和子が自殺未遂をし,おかしくなってしまった事を友人から聞き,松本は佐和子のいる病院へ駆けつける---
そこにいた佐和子は友人の事も,松本の事も忘れてしまっていた。
そんな人形のような佐和子をそのまま連れ出した松本。
行くあてもなくとりあえずホテルに入るが,すぐに金も尽き,2人は車上生活をする事になる―――

この2人の奇妙な車上生活の他にも,
毎週土曜日になると弁当を作って,何十年も1人の男を公園で待ち続ける女性(松原智恵子)とヤクザの親分(三橋達也)。
交通事故で顔面を傷付け,引き籠りになったアイドル春奈(深田恭子)と視力を失ったアイドルの熱狂的ファン(武重勉)。
彼らの物語も交差していきます。

それぞれに愛の形があり,滑稽なほどリアルに描かれている反面,その結末は無情なものでありました。
四季折々の美しい景色もまたその無情さを更に演出させるんですね…

もともと物静かな作品ではあるのですが,物語が進むに連れどんどん言葉はなくなります。まるであの浄瑠璃人形達のように―――

私には,やや難解な作品でした(汗)
言葉(セリフ)のない部分が「余白」でなく,なにか訴えかけてくるものがあったのでしょうが,なかなか読み取る事ができませんでした(涙)
物静かなので,若干睡魔にも襲われてしました(特に後半きつかった…)。


そして答え合わせをするように,あゆの「Dolls」を聴いてみた。

  人生が刹那の夢であるなら
  それは花のようなものでしょうか
  たとえ散りゆく運命であっても
  儚き程にただ愛おしく…

この独特の造形美を独特のニュアンスで作り上げた北野監督もすごいですが,自分の言葉で,なおかつ映画のイメージどおりの美しい歌に作り上げたあゆ。
アーティスト(芸術家)浜崎あゆみの凄さを改めて痛感しました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
  • 不気味
  • 絶望的
  • 切ない
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