男たちの旅路/流氷
70分
男たちの旅路/流氷
作品レビュー(2件)
- jas********
4.0点
消化不良のまま最終回を迎えた第三部だったが、 第四部一話ではそれを逆手に取り、 陽平(水谷豊)が吉岡を迎えに行くシーンから始まる 中々うまい設定。 水谷豊の演技もさることながら、 陽平が熱い思いを吉岡にぶつけるシーンには 思わずグッときました。 第三部第二話の「墓場の島」で、 若者からのメッセージに応えないままの吉岡だったが、 このエピソードでしっかり回収できており、 自分の中では、 これが「男たちの旅路」の本当の最終回だと位置づけてます。 吉岡の心象表現を感じさせる、 流氷の演出もいい。
- syu********
5.0点
ガードマンである特攻隊の生き残りという設定の主人公・吉岡司令補(鶴田浩二)と戦後生まれの若者である、杉本陽平(水谷豊)、島津悦子(桃井かおり)などが本音でのぶつかり合いながら世代間による価値観の違いを描いた作品。若者との間に一定の距離を置きつつも自分の信念を曲げずに主張し続ける主人公のひたむきさに次第に惹かれていく若者の姿を描く。 ガードマンという仕事を題材にしてさまざまな場面での人間の価値観、信念というものを描いているが、放映当時の状況を考えると戦争を実際に体験した世代と戦後生まれ世代との価値観の違いは想像以上に大きかったと推測される。「本気で生きてきたか?」「ギリギリに生きてみたか?」と問いただす主人公の言葉は実に説得力があり、多くの視聴者から共感を呼んだ。 (流氷)陽平(水谷豊)「そうじゃないとよ、俺たち、戦争ってのは、本当のところ、それほどひどいもんじゃねえのかもしれない、いい事いっぱいあるのかもしれないなんて、思っちゃうよ」、
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