阿弥陀堂だより
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

本編配信

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作品レビュー(62件)

泣ける17.7%切ない17.7%知的10.4%かわいい9.4%ロマンチック9.4%

  • cre********

    3.0

    何もおこらないけど、退屈しない映画 3.7点

    若い人には退屈する映画化もしれない でも、この年になれば、信州の美しい自然の中で ゆっくり、しっとり進む主人公たち 見ていてよても落ち着く映画

  • koj********

    4.0

    自分には便りは伝わった

    他のレビューを読んでいて驚くことがある。かなり驚く事だ。 不思議な事に「映画はリアリズムで撮らなければ絶対だめだ!」と定義しているリアリズム絶対原理主義者が結構存在する事である。 ハナっから「映画はリアリズムで撮らなければならいもの!現実的ではない要素が在ったらそれはマイナスでしかない!」と決めつけて評価したり観たりするタイプの人たちだ。 え?いつから「映画はリアリズム演出で撮らなければいけない、映画とはそういうものだ」という定義が決定されたのだ? そんな話は聞いたことが無いというか、あるはずがない。 貴方は映画の在り方を決める神様ですか?みたいな人がそれが絶対正しい捉え方である!と自信満々に断罪しているかのように書いている事が不思議・・というか非常にマズイ、怖い性質であると感じる。 映画の目的、定義は「リアリズム」ではない。一つのテーマを浮き出す、表現するために映画という素材を借りてその目的を達成することが本来の存在意義だろう。 「愛の素晴らしさ」を伝えたかったら、別に嘘の話でも架空の話でも現実離れしていても何でも良い。観ている人に愛というのは素晴らしいということが伝われば良いのであって、そういうふうに脚本も演出もなされる。 そして映画というのはファンタジーとリアリズムを織り交ぜながら表現でき、それによってテーマを伝えることができたり感動を与えれるからとても素晴らしい表現手段なのだ。 映画はぶっちゃけ全ての作品が嘘・ごまかしで出来ている。100%リアリズムの作品なんてありはしない。現実の世界の出来事にいきなり空からBGMが流れてきますか?って話だ。キャラクターの考えている事が声になって伝わってきますか?という話だ。そんなものは重要じゃないし、目的じゃない。「君の名は」なんかあり得んわ、フィールド・オブ・ドリームスなんかあり得んわ、ではなく、リアリズムとファンタジーを駆使して、 「何をこの作者は伝えたかったのか?」 ここが一番観て感じるメインの部分だろう。それをいきなり廃して「この映画はリアリズムじゃないから駄目」は完全に見当違いだ。それほどリアリズムが好きならドキュメンタリーやノンフィクションだけ追っておけばいい。映画はそれらの媒体、表現手段とは違うのである。 そこでこの映画だが意図的に田舎の持つ良さに焦点を当てて敢えて汚い部分は写さない。写さないだけであって嘘ではない。「嫌な部分は無い」とは描いてはいないのだ。 この映画の一番伝えたいテーマにとっては今回は必要ないから描いていないだけだ。 「人の生と死の意味」 これを描くにあたって、主人公夫婦の1人である上田美智子の再生。既に末期がんで死を達観し受け入れている幸田重長の死生観。 90歳をゆうに超え人生というものを田舎の自然・季節の移り変わりと重ね上げながら自分の経験と併せて俯瞰視するおうめ婆さん。 おうめ婆さんのその考えは「阿弥陀堂便り」の説明的挿入によって明らかにされる。 ここから「何」を感じるか、得られるか、観た人が何を思ったかがこの映画の一番のテーマであろう。リアリズムも田舎の正しい描写も今作には全く関係の無いテーマなのである。 だから小説とは何か?という事を問うシーンも分かりやすく出てくるではないですか。 畑のゴボウとキンピラゴボウ。本当のゴボウはどっちなのか?を例にして。 「せつねえ話聞くためにわざわざ金出して本買うのはやだもんなあ」 もきちんとテーマに繋がっている。 畑のゴボウじゃなく映画も小説と同じでキンピラゴボウなのだ。真の姿を映すのではなく一番伝えたいエッセンス、テーマを映し出すのだ。

  • アニカ・ナットクラッカー

    4.0

    長野県飯山市を舞台にした癒し系映画

    今回取り上げるのは2002年の『阿弥陀堂だより』。長く黒澤明の助監督を務めていた、小泉堯史監督の作品レビューを書き込むのは「博士の愛した数式」「明日への遺言」に続いて3作目だ。レビューを書いていない映画では「雨あがる」を映画館で観たことがある。02年のキネマ旬報ベストテンでは、「ごめん」と並んで日本映画の7位タイに選ばれている。 タイトルの『阿弥陀堂だより』とは、舞台となる長野県飯山市の広報誌に連載された散文コラムの表題である。村の仏様を祀る阿弥陀堂という小さな茅葺屋根の仏堂に住み、そこを管理するおうめ婆さん(北林谷栄)。おうめさんの語る季節の移ろいや人生哲学などの言葉を原稿にして、雑誌に掲載する仕事をするのが、難病を抱えた若い女性・小百合(小西真奈美)である。 小西は本作をきっかけにブレイクした。僕が小西を見たのは同年にフジテレビで放映されたドラマ「天体観測」が初めてである。田舎を舞台にした癒し系映画が若手女優をブレイクさせた作品といえば、他に「萌の朱雀」の尾野真千子、「天然コケッコー」の夏帆などを思い浮かべる。映画の後半は小西演じる小百合の病状が悪化する、シリアスな展開となる。 2010年に98歳の長寿を全うした北林谷栄は、本作で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した。「となりのトトロ」のカンタのお婆ちゃん役や、主演女優として存在感を示した「大誘拐/RAINBOW KIDS」などが印象深い。ほかに高齢の俳優としては、2006年に亡くなった田村高廣、89歳となった現在も公開作が待機する現役の香川京子がいる。 主演は寺尾聰と樋口可南子の二人で、寺尾が演じるのは飯山市出身の小説家(デビュー作以外パッとしないと語る)・上田孝夫で、樋口は上田の妻で有能な医師である美智子を演じる。二人がのどかな里山を歩く場面で、カラスの鳴き声を聞いた美智子が辛そうに座り込んでしまう。彼女は、当時はあまり有名でなかった「パニック障害」という心の病に罹っているのだ。 僕の連れ合いも精神の病気で、二人で河川敷を散歩していて連れの精神状態が悪化して歩けなくなり、その場で地面に横になったことがある。上田夫妻は妻の療養を兼ねて東京から飯山市に引っ越し、美智子は村の保育園を間借りした診療所で、週3日の勤務で医師として働き始める。田舎暮らしの中で美智子の精神が癒されていく過程が本作の主要なテーマである。 本作の魅力は何といっても、日本の原風景というべき里山の四季を写した映像である。特に山の中腹から、飯山市の市街地を見下ろした映像の美しさは特筆ものだ。盆地の中心部で銀色に輝く川は千曲川であるのを、ネットの地図検索で知った。棚田の風景が写されるが、急斜面で米が収穫できるように土地を開拓した先人たちの苦労を想わずにはいられない。 孝夫は美智子の体調を気遣うだけでなく、棚田における農作業に参加し、阿弥陀堂に足しげく通っておうめさんのためにトイレを設置。ラストの神事では見事な大刀さばきまで披露し(お面を被っているので顔は見えないが、おそらく寺尾本人が演じているのだろう)、すっかり村の一員として受け入れられた様子。美智子も医師としての自分を取り戻していく。 本作を満点でなく★4つの評価とした理由は、田舎暮らしの良い点ばかりを強調しているように見えること。たしかに自然が豊かで人々は人情味にあふれ、昔からの伝統を守り続けている。田舎に良い面があるのは分かるが、逆にそんな魅力的な場所ならば、美智子が赴任するまで無医村であるはずがない。やはり医師がいなくなるにはそれなりの理由があるはずだ。 また、小百合が優しい性格で病気持ちという事以外にどんな女性なのか分からないのもマイナス点だ。この若さで喉に腫瘍ができてしゃべれなくなり、後半には(おそらく抗がん剤の副作用で)肺炎を併発して生死の境を彷徨う。2時間8分ある長い映画なのだから、治療に当たる美智子だけでなく、少しは小百合自身の葛藤を描いてもいいじゃないかと思うのだ。 ラストでは雪深い冬から春の訪れにかけての里山風景が写される。撮影には相当苦労したに違いない。「冬になって雪が積もると、里と山の境界線が曖昧になる。つまり季節の移ろいに伴い、この世とあの世が繋がるのだ」という意味の、孝夫のモノローグが印象深い。こういう感想は、実際に田舎で暮らして季節感に身を浸さないと出てこないのだろう。 最後に、映画を観て思い出した経験を書いてみたい。僕が休日に近畿地方の山歩きをしていると、たくさんの地元の親子連れが道路脇の清掃活動を行っていて、頭が下がる思いだった。映画の中で上田夫妻が子供たちと鬼ごっこをして遊ぶ場面があるが、これを観てなぜか頭に浮かんだのが、山の中で清掃する親子の姿なのである。

  • シャンプー

    4.0

    スローダウンの時間

    癒しのストーリーを求めたらすかされる映画です。いや、映画というよりも映像のカウンセリングかも。癒しではなくスローダウンの時間です。 ストーリーは観る側の記憶に委ねられるようにありふれたエピソードしかありません。その中で春夏秋冬の美しい映像がただただ流れ過ぎ、あー大きな映像で見たいなぁと思わせます。見たこともないのに懐かしくも美しい。月見の風景は思わず巻き戻して鑑賞しました。「月見ってこうだよねー、知らんけどw」 もう一度言いますが癒しではありません。スローダウンの時間です。 時間に疲れたり心が慌てている時にどうぞ。

  • pok********

    3.0

    癒し系PV映画。内容はない。

    美しい風景と可愛いおばあちゃん。 夢の日本田舎素敵暮らし。 仕事で疲れていて なんか田舎の毒気ゼロの風景をぽけ〜っと見たい。 そんな時に見る映画かな。 内容はないし 物語に感動したというレビューも多いが どこに感動したんだろう?? 私はきちんと そんな気分の時に見れたので☆3。 そんな気分じゃない時にみたら ☆1でもおかしくない。

スタッフ・キャスト

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寺尾聰上田孝夫
樋口可南子上田美智子
田村高廣幸田重長
香川京子幸田ヨネ
吉岡秀隆中村医師
荒野祥司鬼剣舞
北林谷栄おうめ婆さん

基本情報


タイトル
阿弥陀堂だより

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル