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K-19

K-19

K-19: THE WIDOWMAKER

138

kri********

5.0

ネタバレ途中目を当てられなかったほど、役者が好演

終始重い映画で、目を背けてしまったシーンもあるが、それだけ役者が好演したのだろう。 対照をなす艦長と副艦長の考え方も見所。 しかし、互いの立場や自尊心を守ろうとしている。 冒頭、軍医が必要な薬品がないと配送トラックを止めようとしたが、トラックに轢かれて亡くなる。原潜より規模の小さい事故やミス、医療事故なども小さな手違いが重なって起こる。ヒヤリハットなどと言う言葉も聞く。 この映画でも小さいミスや取るに足らないと乗組員の1人が独断で判断し、一人の胸に収めていたことが大きな事故に繋がった。ソ連と言う国柄、間違いや失敗はすぐに処罰の対象となり、何か気付いても言い出し難い空気があったのではと察する。また、全体を優先するあまり時間的に計画通りに進める責任を負った艦長は、一旦停止が許されないのではなかったのではないか? スペースシャトルが大気圏突入後爆発し、乗員全員亡くなる痛ましい事故も現実に起きている。 科学の進歩とは、様々な人の犠牲の下に起こっていることを感じる。実際あったK-19の事故は、遠いソ連で起こった自分には関係ないものではなく、亡くなった乗組員は人類全員の犠牲になってくれたと思い、とても重い気持ちになった。

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