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記憶の旅人

記憶の旅人

THE BUMBLEBEE FLIES ANYWAY

96

mii********

4.0

ネタバレ僕の過去はどこに行ってしまうの

記憶を操作されるということは・・・・・どういうこと? 未来の為に過去を捨てることができますか・・・・・大事な過去を。 不治の病におかされてしまった人たちの延命処置を施す終末医療施設で、 一緒に病気と闘う仲間との心の交流と、自らの病気を知り葛藤しながら向き合っていく姿が感動的なんですよ。 主人公には、あの「ロード・オブ・ザ・リング」で一躍スターダムに駆け上ったイライジャ・ウッドが神秘的な表情の演技で魅了するんです。 ヒロインには、レイチェル・リー・クック。 この若い二人の存在が作品全体に流れる重たいテーマを払拭してくれています。 なんといっても二人の顔つきがいい。 あの「ロード・・・・・」が世に出る前の19歳のイライジャ、若い、可愛い。 そして彼の武器は目であろうことに気付かされる作品でした。 この神秘的な表情が「ロード・・・・・」の成功に結びついたのでしょうね。 またレイチェルもいい。まるでお人形さんのような端正な顔つきを画面に映し出すのです。 記憶喪失・・・・・不治の病・・・・・治療・・・・・ 真っ白だった過去というキャンバスに次第に色が付く。それは突如として断片的に・・・・・ せっかく取り戻した記憶も治療を受け続ける代償に、また真っ白なキャンバスにと換えられてしまう。 医療チームの操作なのだが・・・・・脳からの信号を消し去る実験台として。 イライジャがレイチェルに言う。 「約束してほしい。僕が君のことを忘れてしまったら、僕に教えてほしい」と。 記憶を扱う作品ではお決まりとなったベタな展開も、この二人の場合は観ていて清々しく美しく、作品全体を引き締めてくれて、尚且つ引き込まれていく自分に気付くことになるでしょう。 イライジャは過去を奪われても生きていく決心をする。 それはレイチェルが素敵な未来(愛)をくれたから。 この治療法が本当に研究開発されたら・・・・・素晴らしいことなのであろうか。 病魔に屈することなく生きていけるが・・・・・大事な何かを失うことになるのだ。 それは悲しいことだし、辛いこと。 考えさせられちゃったなぁ~この映画。 病魔に苦しむマッゾに自由の羽をつけて解き放ってあげるシーンが、とてもやるせない・・・・・ そしてラストの再開のシーンは・・・・・ 言う事ないね、二人の演技、顔つきを見比べてほしいものだ。

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