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ハルク

ハルク

HULK

138

hik********

1.0

これでは観客の顔も緑色になる!!

パンツ問題はべつにどうでもいいですが、そんなこと以前に何もかもがどうしようもない映画。 「スパイダーマン」のようにエンタメに特化してる訳でもなく、「ダークナイト」のような重厚さがある訳でも無い。 ただ無駄に重苦しいだけで、その割に大して中身が無い。 恋人との愛の切なさとしても、父子の悲劇の戦いとしても中途半端であり、キャラクター(特に父親)が何をしたいのか心情がさっぱりわからない。 しかも、話も暗ければ画面も暗い。 VFXはそこそこ頑張っているが、動きにキレが無くもっさりしている。 そもそも見せ場らしい見せ場は、ハルクがだだっ広い荒野をぴょんぴょん飛び跳ねて、戦闘機から逃げるだけというなんとも地味なもの。 138分という長さのわりにまるで山場が無い構成も問題だ。 不定期的にテレビのロードショーで放映され、その際は放映用に40分近くもカットされているのだが、率直に言って殆どがカットされても大して支障が無いシーンである。 強いて言えば重要なのは、父親が放射線を浴びて変異するシーンと、ベティと父親との会話のくだりぐらいである。 つまり、長編にもかかわらず、それだけ無駄なシーンだらけだと言うことである。 謎に多用されるスプリット画面の演出も意味不明で、ストーリーから何から、何もかもが上滑りしている。とどめに取ってつけた様なラストで終幕。 さながらハルクのように、観客の怒りも頂点に達する、何から何まで残念なヒーロー映画である。

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