やはり1.2を超えられない
- cim**** さん
- 2020年10月17日 10時57分
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- 総合評価
印象に残っておらず、評価が良いので再見しました。
そういえば視覚障害の女性、積極的なんだよなぁなど思い出しながら。
冒頭のレクターが捕まるまでの経緯はイメージを壊さずスッキリまとめてあるのと、ラストきちんと羊に繋げているところはいいと思います。
最初に捕まえた刑事とレクターをからめた別の猟奇殺人のストーリーであり、その犯人の生い立ちやキャラクターが主軸になってくるのですが、
まず、一家皆殺しにする必要性が感じられない。
虐待され歪んだ性癖があって快楽殺人者ではないはず。
ホームビデオから選定、ギャラリーが欲しかった等は説明されているが、夫人のみを性対象目的としているので夫と子供の殺害動機が見当たらない。凄惨な印象にしたかっただけで、異常心理の説得力に欠ける。
祖母から不潔だ、切り落とすぞと罵られて育っているのなら、高齢女性に興味があるとか不潔と感じる女性をターゲットにしたりという因果関係が必須と思うが、噛みつき魔という設定はどこからきたのか?カニバに対抗するキーにもなっていない。
レクターに憧れるのも無理がある。そうでなければストーリーが進まないのはわかるが、カニバであり高知能をもつレクターと全く異質なのに。
女性との関係は丁寧に描かれているが、トラを触らせるシーンなどは無駄に長く感じた。
そして、終盤の彼女を炎の中放置して自害と見せかけからの、何故に刑事宅へ??
何目的?やめたいんじゃないの?しかも子供先に人質にとっていて、もはや精神壊れた殺人者ではなく、ただの刑事に復讐したい逃亡犯のような。
やるなら演出的に炎のほうがラストでしょう。
それとも、レクターに遠隔洗脳されてたというのか?
強烈キャラのレクターに演技派俳優ノートンを組ませた中に今回の犯人像では、すべてにおいてインパクトが薄まって気の毒な気さえする。
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- パニック
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