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ダウン (2001)

DOWN

監督
ディック・マース
  • みたいムービー 18
  • みたログ 183

3.15 / 評価:46件

エレベーターの憂鬱

  • sheila E さん
  • 2011年6月18日 1時34分
  • 閲覧数 730
  • 役立ち度 17
    • 総合評価
    • ★★★★★

以前のレビューで触れましたが我が家はマンションの11Fです。
ゆえにエレベーターは毎日利用してます。

震災後はしばらくの間 万一を考えてエレベーターの利用を控え
家族全員が階段生活をしてたもんでエレベーターの便利さ
ありがたさは身にしみております。

なもんで
こんな映画観ちゃったらエレベーター乗りたくなくなるんじゃ‥
なんて不安もありましたけど

まぁうちのマンションのエレベーターはだいぶ旧式なんで
スピードも遅いし、2基あるのにほぼ連動していない。

ハイテクならぬローテク。
急いでるときなどはイライラ不満もありましたが

いやいや これ観たら逆に安心。ハイテクばかりが能じゃない。
ちゃんと仕事してくれればそれでいいのだ
‥なんて思いましたよ。

最先端のテクノロジーがある日暴走して
人間どもに牙をむくっていうのはパターン化してますが

これはその路線を辿りつつも
突出したB級感が異彩を放つ作品。

始まりのお色気サービスといい、おバカなガードマンたち
営利最優先がわかりやす過ぎる責任者。

まごうことなきB級。

とは言いつつも、おバカなガードマンがはさまれるところや
財布を拾おうとエレベーターの中に手を伸ばすシーンは

結構正視できないほどハラハラどきどきさせられ
決してお茶らけてるばかりでもない。

でもね。

開始早々に起こるマタニティ軍団熱死大作戦や
底抜け脱線ゲーム、五月蝿いボーダーうっちゃり事件などは

もはやハイテク云々、そもそもの原因のあれを踏まえても
構造的にムリじゃね!?ってくらいぶっとばしてくれます。

「いやいやそんなことしたらダメだから‥」なんて
こっちに考えるヒマすら与えずに次から次からパニックの連続。

ナオミ・ワッツたしかに出てますけど。
ナオミ・ワッツの印象すら残らないほどの強いキャラクター。

それは‥ エレベーターくんです。

いやいやホントに。このエレベーターが面白いんですよ。
実に興味深い。

ゆえにこの作品を楽しむポイントは

決して主役目線にならず
エレベーターの気持ちになること。

細かいことには目をつむり、謎を解こうとせず
エレベーターのストレスを感じることです。

何気にロン・バールマンがいましたが
そうですね、このくらいアクが強い役者でないと

この作品では 人間側の都合という大事な部分を
印象づけられなかったかも。

まぁマイケル・アイアンサイドに至っては
登場の瞬間「しでかしたのはこの人」って顔に書いてあるくらい

キャスティングの時点で粗筋が読めるような‥
これもまた異色の作品ですが。

最後のぐだぐだ感も含め「好きだなぁ~こういうの」と
思わずニヤリとしてしまう珍作。

ただこのポジションに入るのにも
かなり微妙なラインに乗る必要があり

そういう点においては やはりB級だとしても
押さえるべき点はキッチリ仕事をしている必要があり

だったら‥もう少し頑張ればどうにかなった筈なのに
結果そうなってないところが狙ってるのを確信させる辺り

‥‥だから好きなんだよね。わかります???




注: 満点つけてますがそれは好きだからってのみの評価です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • スペクタクル
  • パニック
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