友情

VINCENT, FRANCOIS, PAUL...ET LES AUTRES

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友情
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(2件)


  • kih********

    3.0

    淡々と、しみじみと、いろいろありますなぁ。

     そうかなぁ、こういうのを『友情』というのかなぁ。そうかもしれない、と思いつつも、う~ん、そうかなぁ……。さらに、この映画の原題は、『VINCENT, FRANCOIS, PAUL...ET LES AUTRES』と、男たちの名前を並べただけなのに、『友情』と邦題にするのって、それっていいのかなぁ、と思ってしまう。つまりは、制作者は友情とは意識していないのではないですか?  通の方々が、「フランスの日常を淡々と描写して……」、「過剰なドラマ性を排して……」と仰る通り、淡々としたものだ。それを『友情』と読み解くのは観客の勝手だが、タイトルを『友情』とされてしまうと、それは「フランス映画の……」淡々とした良さを打ち消してしまうことにはならないのか。ちょっとやり過ぎ、(通の方々の)矛盾のようにも思われる。  こういうのを『友情』という、と断言されると、(そうではないと反論はしないが)そうかなぁと首をひねってしまう。(男の?)友情って何だって考える時、それは人それぞれでいい。そんなことを含めて(あるいは別にして)、本作は  「ある程度年齢を重ねてくると、いろいろとありますなぁ」 と、自分たち三人を中心に淡々と(しみじみと?)描いて見せたということではありますまいか。

  • どーもキューブ

    5.0

    クロードソーテの友情

    1974年ジャンコクトー賞受賞作品。脚本監督クロードソーテ。 本作全くノーマーク。ビデオ屋の分かり難い棚、一番下の段、スミに見つけ出した。 旧作だけど新作新品DVD。 いわゆるジャケット買い鑑賞作品、予備知識無し。 そそられたのは裏ジャケ。映画大好きな落語家で映画コラムも大好評な立川しらくさんのコメント 「、、あなたが日本人であるかどうか、この映画を見ていただければわかると私は思う。」 のなかなか刺激的なコメントからIVCDVDレンタルとなりました。 やはり本当に素晴らしい作品に出会えたので立川さんにお礼を申し上げたい。 フランス映画というのは、はっきりアメリカ映画と違って素晴らしい余韻を頭に残してくれます。この感触は、邦画にもない、アメリカ映画にもない、欧州特有のブレインタッチともうしましょうか。フランス映画特有なんですよねーー。だから特別な魅力が生まれます。 私はフランス映画というのは、 日本映画やアメリカ映画に疲れた時に 箸休め的に見ている感覚といえばいいんでしょうか?フランス映画との距離は、まさしくそんな感じ。 あいまいとして時に饒舌なおしゃべり やわらなか感性とせきららに語る趣 論理性とは対局な哲学的難解さ、論理性と延長的長さと私情性 とでも言えましょう。 本作クロードソーテの「友情」は 肌触りは まるで 邦画に 例えるなら 松竹のサラリーマン物のフランス版のよう そして大好きな日本四大巨匠の一人成瀬巳喜男の大人達周辺のストーリーラインのような 印象です。 しかし本作に見るクロードソーテの「友情」は、 しらくさん曰わくの 日本人であるか というより 我々大人がかかえる、あまりにもありふれた、日常における 大人のつきあい 大人の事情 大人の悩みとラブが、 普通な感じで迫ってきます。まるで日本の昼メロのよう。 派手さも 色恋ドロドロも かっこつけも 凡百の映画が描くけったいなつまらない死や殺人も ぎゃーすか騒ぐ痴話げんかも 過剰なうるさい音楽も 時制があっちこっちに飛び回ったりなんて 一切ありません。 我々の日常どおりの 素晴らしい俳優 素晴らしい日常 素晴らしいつまらない沈黙 素晴らしいラブ 素晴らしい冷ややかな「目」 が詰まっています。 何回か彼等の関係に涙がつたいます。 中でも本当に素晴らしい 「ラブ」 素晴らしい「ジュテーム」が 僕の心に 響きました。 本当に久々に 「ジュテーム」の素晴らしい響きが 僕の胸に突き刺ささりました。 何気ない、「ラブ」ってたいせつだよなって感じましたね、、、。 もしかすると本作の中で一番強い関係性を二人は示したのかもしれません。 本当に何気ないシーンに本作は、心を奪われてしまいます。 それはひとえに素晴らしいフランスの名優達の 素晴らしい表情をする主役イヴモンタン まるで可愛いおじさんセルジュレジニア 悪役でよく魅せてきたミシェルピコリ 本作の若手である、また実際若きジェラールドパルデュー それぞれのキャラクター いつの間にかわかりうる関係性の脚本具合 物語は解説しませんが、本当に大人のドラマ、さながらR40、50指定のようなビターな物語。 そんな友情 そんな素晴らしい日常を みたいかたに 必ずみてほしい本当に素晴らしい作品でありました。 画面も常に灰色だし 明るいとはいいきれない雰囲気 粋な音楽はときおりしかかからない ですが、 私はクロードソーテから 素晴らしい友情と関係性とラブアンドヘイトを魅せて貰った気がします。 これは、普通のドラマでありながらも素晴らしい沈黙と目線が見られる映画だと思います。 さて、 是非クロードソーテの友情で あなたは何が見えますか? 追伸 クロードソーテ「夕なぎ」「とまどい」もビデオ屋であったので見てみよう。 これだからフランス映画は、素晴らしい、そして大好き、、、そんな一作。

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