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8人の女たち

8人の女たち

8 FEMMES/8 WOMEN

111

ごぉ

3.0

仏を代表する8人の女優が歌うミュージカル

殺人事件を題材にしたサスペンスなのに、独特のコミカルな雰囲気。 こりゃあ素晴しい。 フレンチ・コミカル・ミュージカル・サスペンス映画とでも形容しようか。 これだけ大女優が揃えば、これだけ素晴しい映画ができる。 多くの映画を観てきたが、こんな感じの映画は他に観たことがない。 山の中の大邸宅。 冬になると雪に閉ざされるシチュエーションは、映画「シャイニング」(1980)を思い出させる。 電話も車も、外部に連絡する手段が断たれた状況で、クリスマスの日に起きる殺人事件。 殺されたのは、邸宅の主人マルセル。 この邸宅に住んでいるのは、 マルセルの妻ギャビー(演じるのはカトリーヌ・ドヌーヴ) ギャビーの妹オーギュスティーヌ(イザベル・ユペール) ギャビーとオーギュスティーヌの実母マミー(ダニエル・ダリュー) ギャビーの娘、次女カトリーヌ(リュディヴィーヌ・サニエ) 黒人のメイド、シャネル(フィルミーヌ・リシャール) 白人のメイド、ルイーズ(エマニュエル・ベアール) 6人の女。 男ひとりに女6人が住んでいれば、多少のトラブルは起きるでしょうよ。 ギャビーの娘、長女シュゾン(ヴィルジニー・ルドワイヤン・あのピンクの衣装は胸を強調し過ぎダヨ)が、大学の冬休みで実家に帰ってくる。 近所に住んでいるマルセルの実妹ピエレット(ファニー・アルダン)も邸宅にやってくる。 女8人と、男の死体が一体。 8人の容疑者たちが揃う。 長女ヴィルジニー・ルドワイヤンが、「パパ~パパ~~♪」と歌い出すと、この映画独特のムードを一気に作り上げるのが、あまりにも秀逸だ。 勿論この映画もエマニュエル・ベアール見たさで観賞している。 今回はミステリアスなメイドの役柄ということで、目立たないし、大人し目なのかな?と思いきや・・・ 髪をふりほどくとメイドから転身、一気に“女っぷり”を見せつける。 これ見事過ぎる。 いやあ~・・・ いつの時代も美しい魅力的な女性は、悪女なんですね。 女性の美しさの前に、 散りばめられた嘘も、私利私欲も、憎しみも、嫉妬も、どれも無意味なのかもしれません。 その魅力に溺れるのみです。 こりゃあ完敗です。 ANX Mystery

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