11'09''01/セプテンバー11(イレブン)
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(15件)

悲しい18.9%切ない13.5%恐怖10.8%知的10.8%絶望的8.1%

  • あき

    4.0

    オムニバスはお得

    世界を代表する監督ばかりなので、きっとお気に入りが見つかるでしょう。私はビィンラディンを捕まえようとする子どもらの話とケンローチのチリにおける9.11と、ショーンペンとボーグナインと今村昌平と豪華キャストの話が好きです。緒形拳がまだ生きてた頃の映画。

  • lon********

    3.0

    ネタバレ最後の作品

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • yab********

    5.0

    聖戦とは、男と女の喧嘩程度のレベルの闘い

     オムニバスだから11人の監督の短編映画の寄せ集めだ。テーマはみな2001年9月11日に起きたあの忌まわしいニューヨークテロ事件だ。糾弾の鉾先は、ビンラディンだったり、イラクだったり、イスラエルだったり、はたまたブッシュだったり。  ”ぼくらは朝をリレーするのだ 経度から経度へと そうして交替で地球を守る”。今CMでも流行っている、谷川俊太郎の「朝のリレー」である。この作品を観ると、世界の名監督が、リレーほどの速さではないが、ゆっくりと駅伝の速さでたすきをつないで、地球を守ることのゴールへ向かって、微力ながらひた走っているように思える。なかには、たすきをつなぎそこねそうな作品もあるが。  僕は11作品のなかでクロード・ルルーシュの作品が一番胸に残った。ニューヨークで唖者の観光ガイドをする男と、そのガイドの時に知り合った唖者の恋人の女の話だ。ふたりは、男がニューヨークのテロ事件の現場でガイドする予定の前の晩に大喧嘩する。喧嘩のしこりを残したまま男は朝仕事に向かう。  残された女は、不安感にさいなまれ、男にメールを送る。  あなたにとって私は何?  1920年代の白黒映画のエキストラ?  マッチ売りの少女?  チャップリン映画の花売り娘?  トーキー映画に迷い込んだ唖者?  テレビではテロ事件のニュースが報道されている。しかし、女は耳が聞こえない。パソコンに熱中している。ただひたすら男との愛と葛藤している。惨劇など予想だにしない。  ふいに男が帰ってくる。男が惨劇をはじめて女に手話で伝える。驚愕の女。愛と葛藤したまま、愛する者を失わなくてよかった。葛藤の末には未来も開ける。試行錯誤もないままに消える愛はあまりにもむなしい。そのむなしさのすぐ先にある絶望的な哀しみに触れなくてよかった。  紙一重の運命なんて思いたくもない。それぞれの人々の、ごくありふれた静かなひとときさえも奪ってしまう権利など誰も持っていない。  今村昌平の作品が言っているように、”聖戦などありはしない”。  聖戦があるとすれば、クロード・ルルーシュの作品にみられる、ごくありふれた男と女の喧嘩程度のレベルの闘いでしかありえない。

  • abu********

    4.0

    それぞれの解釈で

    世界の11人の監督によるテロ事件をテーマにしたオムニバス映画。 個人的に一番好きなのは、ビンラディンを少年達が追いかける話。 あれは笑えました。アレハンドロ監督の映画は、一番ストレートにきました。

  • Kurosawapapa

    5.0

    今村昌平監督はマスターです☆:まとめ付

    2001年9月11日に起きた同時多発テロ事件。 この映画は、世界の人々に衝撃を与えたこの悲劇を風化させてはならないとの思いから誕生したオムニバス作品。 世界各国を代表する11人の監督が、「11分9秒01」フレームという共通の時間枠に、それぞれの “911” を描き出している。 被害者の立場、 加害者の立場、 第三者の立場、 歴史や社会を背景に、様々な視点から迫った本作。 “911” は、歴史上の “点” として起きた事件ではなく、 繰り返されてきた過去の悲劇から “線” となって繋がっていること、 そして全世界の問題であることを知らしめる。 ・人間を麻痺させる社会背景 ・ 負 が 負 を生み出していく愚劣な悪循環 世の不条理や、人間の死と向き合うに、 あたかも11本の矢(作品)が、心に刺さってくるような衝撃を受ける。 怒り、 悲しみ、 慙愧、 やり場のなさ、、、  一番の悲痛は、  “罪深き人間” というものに対峙しなければならないこと。 理念を模索し、 愛を求め、 神に祈り、 皆が必死に生きようと、救いを求めている。 世界の人々に、この現実を受け止めてもらいたい、、、 11人の監督による渾身の力作! そして本作は、今村昌平監督にとっての遺作。 今村監督は、11番目のラストを見事に飾っている。 今村監督 と “911” 、 正直なところ、どう結びつくのか想像もつかなかったが、 冒頭から “蛇” が出てきたのには驚いた。 社会の底辺を描き、土着があり、因習があり、性があり、まさに今村映画! そして、見事に “911” に繋がっていく。 嬉しかったのは、今村組が勢揃いしていたこと。 田口トモロヲ、柄本明、倍賞美津子、麻生久美子、緒形拳、役所広司、北村和夫、市原悦子、丹波哲郎。 一つ屋根の下に、敢えて集結させたような演出は、なんともたまらない。 たった11分間の作品だが、今村監督は自らの流儀を貫き、 完璧に人間の愚かさを描き切っている。 ( IMAMURA:No19/19 ) ===== 今村昌平監督作品レビュー・まとめ ===== これまで、日本映画を巨匠別にまとめて鑑賞した時、一言で表した監督イメージ。 *黒澤明監督   「底力」 *小津安二郎監督 「潔癖」 *溝口健二監督  「癇癖」 *成瀬巳喜男監督 「寡黙」 *今井正監督   「信念」 *岡本喜八監督  「慈愛」 今回、今村監督については、イメージが巨大過ぎて、かなり悩みました。 あえて言うなら「本能」。 自らの本能のままに、一歩も二歩も深奥に足を踏み入れてきた今村監督。 同じパワーでも、 黒澤監督が “上” に向かう力なら、今村監督は “下” に向かう巨大な力を持っている。 今村映画の底には、 暗澹で、汚く、得体の知れない、ドロドロしたエネルギーが満ちている。 貧困や土着とともにある下層民の、体臭を感じさせる人間描写。 今村監督が描く “性” には、夜這いがあり、強姦があり、近親相姦があり、、、 心まで裸にして、人間の本性をえぐり出す。 また、感傷やペーソスは微塵も存在しない、今村流の “重喜劇” は、 加速度的に力を増し、その泥にまみれた無我夢中ぶりが笑いを誘う。 *沸々とした魂のあえぎ *肉の底から湧き上がる欲望 *素っ裸の人間達の逞しきうごめき アグレッシブなスタンスによって作り上げた今村映画の数々は、 どれも皆、底知れぬパワーに満ち溢れています! 「セプテンバー11」を製作した4年後の2006年、今村監督はこの世を去ります。 享年79歳。 今村監督の葬儀の時、マーティン・スコセッシ監督が弔文を寄せたそう。  『 今村昌平監督はマスターです。 』 巨匠、今村昌平監督に謹んで敬意を表したいと思います!

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
11'09''01/セプテンバー11(イレブン)

原題
11'09''01 - SEPTEMBER 11

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日
-

ジャンル