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見えているものと・・・

  • ひろみ さん
  • 2011年4月15日 22時21分
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    • 総合評価
    • ★★★★★

911について11の国の11人の監督が自由に製作した作品のオムニバス。

私たちは報道等で史実としていろんな事を知っている。
けれどあった事は知っていても
体験は出来ない。
感覚としては自分の事ではない。

当たり前のことだけど
その渦中にいたひとりひとりの気持ちを知る事は出来ない。
本当に『理解する』ということは
そういうことを現実に感じたかどうかということなのではないか。

911の報道だって
見ただけで何にも解かっていない。
自分には関係ないところで起きている事だった。

そういう意味で
このオムニバスのなかのメキシコの監督の作品が
いちばん怖かった。


その場に居たらいちばん怖いのは
『死』だろう。
宗教的にどうとか
社会的にどうとか
そんなことを考えている暇はない。
何が起きたかさえわからない人もたくさんいたはずだ。
その中で家族に『愛してる』とメッセージを残す人たち。

その場に居たら私は何をするんだろう。


ショーン・ペンからたどり着いた映画だったけど
彼の作品はおとぎ話のように
フィルターがかけられて
直接的ではなかった。

日本からは今村昌平監督が
いかにも日本らしい作品を出品していた。
私は好きではなかったけど
この嫌悪感と違和感は戦争というものに対して
持っておくべきものかもしれない。

報道のあり方も問うているようだったけど
映画だってそれぞれの監督の目を通してみているのだし
本当のことを知るのはとても難しいことのように思う。

誤差のないように事実をとらえることは
不可能なんだろうな。
真実はひとつじゃないんだから。

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