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マーサの幸せレシピ (2001)

BELLA MARTHA/MOSTLY MARTHA

監督
サンドラ・ネットルベック
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3.86 / 評価:285件

一皿の料理に心を込めて…

  • 一人旅 さん
  • 2018年8月28日 21時34分
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

サンドラ・ネットルベック監督作。

ハンブルクを舞台に、フランス料理店で働く女性シェフと彼女を取り巻く人々の関わりを描いたドラマ。

2007年にキャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演でハリウッドリメイクもされたドイツ映画の良作で、監督は物語の舞台でもあるドイツ北部の港湾都市ハンブルク出身の女流監督:サンドラ・ネットルベック。本作はテレビ映画でキャリアを積んできたネットルベック監督の劇映画デビュー作であり、また彼女は主人公の姉役として少しだけ出演を果たしています。

ハンブルクで人気のフランス料理店で働く女性シェフ:マーサは、腕は一流だが忙しい毎日に追われ自分を見失っている様子。そんな中、事故死した姉の一人娘を実の父親が引き取りに現れるまでの間預かることに。マーサは慣れない子育てに一人苦闘する中、店で新たに雇われた陽気なイタリア人シェフの男性:マリオがマーサの錆び付いた心を次第に癒していく…というハートフルな人間ドラマが、見るからに美味しそうなフランス&イタリア料理の映像と共に語られていきます。

ドイツ人の堅苦しく仕事熱心な気質を、時間感覚の緩いイタリア人の陽気で楽観的な気質が優しく変えていく―“対照的国民性の化学反応”に癒される作品で、お互いプロの料理人同士である男女の微妙な恋の行方と、主人公と孤独な姪の疑似親子的関わりの行方が同時並行的に描かれています。

時間に追われ仕事に追われていた主人公の心に、イタリア人シェフとの出逢いがきっかけとなって自分の人生を一度立ち止まって考える余裕が生まれ、人生の全てを捧げてきた完璧な料理の追求以上に“目には見えない大切なもの”の存在に気付いていく過程が心温まる描写と共に描き出されています。『バベットの晩餐会』や『恋人たちの食卓』のように、“食”が人々の心を優しく解きほぐし繋いでいく役割を果たしていて、完璧な食材&手順を追求する主人公の料理に対する頑なな姿勢に対しても、イタリア人シェフが大切にしてきた食本来の在り方―“大切な人たちと料理を囲んで幸せを共有する姿勢”が優しく変化をもたらしていきます。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
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イメージワード

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