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北の国から  '87初恋

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4.0

いつもの良さ

またまたレンタル店から借りて鑑賞する。  今度は主人公の初恋の話。今から見ると、東京にあこがれ定時制の高校に行きながら働くというのは、いささかアナクロニズムを感じざるを得ない。しかしながら、それが時代というものなのだろう。  今回はレオナルド熊扮する農家が畑を何度もダメにして(化学肥料のやりすぎらしい)、多額の借金を重ねるという設定。主人公の彼女の親は、借金の連帯保証人になることを拒むが、自身も大豆畑で大失敗して夜逃げをする。  極めて悲惨な話であるが、淡々とドラマは進んでいく。最後は、主人公が東京に行くのだが、田中邦衛扮する父親が泥のついた万札をトラックドライバーに託し、息子を乗せてもらうように手配する。いや、ここは泣けた。押し付けがましくないところが、倉本マジックなのだろう。  田中邦衛は3枚目だし、演技がうまいかといわれれば疑問符がつく。ただ、怪演というべきか、強く印象に残る。昔、みんながモノマネをしたわけだ。こういう個性派がいなくなるのは寂しい。

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