箇条書きを読まされているようなサスペンス
- アイアンハート さん
- 2018年6月15日 18時42分
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3.31点/40人/1946年
どうもこの時代の女優陣のトンガリおっぱいが受け付けないのは相変わらずだし、
ラナ・ターナーにエロ的魅力を感じなかったおじさん的には本作を楽しむ要素はほぼ感じられなかった。
(役よりも本人の人生の方がよっぽど波乱そうだし・・・)
当時の規制の映画ではこの程度の不道徳やエロ表現が限界だったのだろうか?
なんとも生きにくい世の中ですな・・・
共感できるような好人物がだれ一人出ていない、怠惰、不貞、不道徳、馬鹿なほどお人好し、自分勝手、事実よりも裁判の勝ち負け・・・
くそ野郎大集合の映画でも、くそ野郎っぷりが突き抜けていれば面白い映画にもなると思うが、どうも規制のせいか描き方がオブラートに包んで中途半端で物足りないし、エロ要素は言わずもがなだし。
後半は法廷サスペンス的に怒涛の展開になるのだが、二転三転の展開は早くて飽きないのだが、観客を納得させつつ進むと言うより、新情報がポンポン放り込まれたように感じる演出で、見ているうちにまるで箇条書きの文章で書かれたサスペンスのネタを読まされているような気分になってしまった。
(個人的に元々サスペンスは苦手なジャンルではあります。)
最後に取って付けた様に、2度目はうまくいかない神様は見ておられるって、いきなりの道徳要素、ぶっ込んでくる演出に感じた違和感半端無い。
余談、
本筋とあんまり関係ないが、夫の生命保険はいったい誰が掛けたんだろうか?
疑心暗鬼の効果を増すための演出だとは思うが、実際に保険金を受け取っているようだったし・・・
こんな些細なことが気になる小心者なのでサスペンスを楽しめないのはよくわかってるんだが、性分なのでこればっかりは如何ともしがたい。
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