日本陣営の健闘が光る!
- ゆうちゃん さん
- 2008年7月4日 11時23分
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19世紀末。南北戦争の英雄(トム・クルーズ)の、その後の物語を「ブラッド・ダイヤモンド」のエドワード・ズウィック監督が手掛けた日本を舞台にした作品。
オールグレン(トム・クルーズ)は、原住民討伐戦に失望し、酒に溺れる日々を送っていたが、ある時、日本政府に軍の教官として招かれる。
初めて侍と戦いを交えた日、負傷したオールグレンは捕えられ、勝元(渡辺謙)の村へ運ばれた。
異国の村で、侍の生活を目の当たりにしたオールグレンは、やがて、その静かで強い精神に心を動かされていく。
ハリウッドが日本を描くときに、日本人としてまず気になるのは、違和感です。
レンズに映される日本人は、どこか滑稽で、得体の知れない物だった。
今回、主人公オールグレンは、遠き異国、日本で、信念を貫く武士の精神を吸収していくのだが、ここではオールグレンが違和感を感じさせる側であり、日本の侍たちが真のヒーローとして描かれる。
日本の役者たちは、渡辺謙を筆頭に、真田広之、原田眞人や福田清三ら、実力派俳優たちと、小雪という女優が凛とした素晴しい演技を見せたと思う。
アメリカらしい演出が出すぎた部分も少しあるけれど、ハリウッドが持つこだわりが、異なる文化をうまく表現し、充分に納得し且つ楽しめる作品となっている。
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