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U・ボート (1981)

DAS BOOT

監督
ウォルフガング・ペーターゼン
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4.19 / 評価:603件

潜水艦映画の最高峰にして歴史的大傑作!!

  • ポルティ さん
  • 2020年4月17日 23時16分
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

ついに観た。Uボートディレクターズカット版。まさに重厚にして長大。ゲルマン民族の生真面目な仕事ぶりを大いに感じる3時間半の大巨編。とにかく凄いとしか言いようがない。
何が凄いかって、CG技術などない40年前にセットと模型だけでこれほどの迫力を生み出していること。40年も昔の作品なのに現在観ても見事に面白いのである。むしろこの重厚な雰囲気はアナログ感たっぷりの手作りだからこそ表現できたものであり、CGではこんな深みや味わいは絶対に出すことが出来ないはずだ。しかもこれがハリウッド映画でなく、ドイツ映画ということが驚嘆に拍車をかける。
何が凄いかって、圧倒的な閉塞感と緊張感、見せ場の連続で3時間半少しも飽きることがないこと。長く過酷な旅路の最期にUボートに待ち受ける非情なラストも素晴らしい。
何が凄いかって、3時間半のストーリーの中で女性がひとりも登場しないこと。これは汗と油の臭いで満たされた漢達の映画なのである。この世界に女性など入り込む余地はない。冷静でクールな艦長演じるユルゲン・プロポノフに惚れた。
勇壮なテーマ曲も隠れた名曲というにふさわしい。

それにしても、この神作で演出の凄みを見せつけたウォルフガング・ペーターゼン監督がハリウッド進出後のすっかりアメリカナイズされたアクション系娯楽作でヒットを飛ばした同一人物とは思えない。監督の名は本作のみでしっかり映画史に残るだろう。

地上での戦争映画のナンバーワンは意見が分かれるところだろうが、海(海下?)の戦争映画では間違いなくナンバーワンだと思う。本作よりエンタメ色の強い潜水艦映画はあっても、本作ほど深く印象に残る潜水艦映画は他にない。これはもう歴史的な傑作だと断言したい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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