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歩道の終わる所 (1950)

WHERE SIDEWALK ENDS

監督
オットー・プレミンジャー
  • みたいムービー 5
  • みたログ 10

3.60 / 評価:5件

ひねくれた父への抵抗、のおわり

  • 文字読み さん
  • 2008年12月10日 21時06分
  • 閲覧数 389
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

1950年。オットー・プレミンジャー監督。すぐに手を出す乱暴な刑事が、殺人事件の捜査中に関係者を殺してしまう。つい隠ぺい工作をしてしまったが、死んだ男には別れた妻がいて。。。という話。

主人公は隠ぺい工作の過程で被害者の服を着て偽装していたのですが、それが露見して犯人探しが行われるシーンで、上司の警察官に言われて「試しに」被害者の服を着て「たしかに見た」という目撃者に見せています。目撃者たちがいかに「見ていなかったか」があらわになる、ミステリーには欠かせないシーン。ここで主人公は、偽装した自分を偽装しています。真実が現れるのではなくて、主人公以外の誰にも真実が分からなくなる決定的なシーン。自分のまねをすること以上の偽装工作はありません!

そして、犯罪者の父から受け継いだ「血」を誰かに罰してほしい主人公は、それに耐えられない。だから父の友人でもある暗黒街のボスを執拗につけ狙い、自分の命とひきかえにしようとするのは「父への抵抗」であり、自己処罰願望でもあるのです。そしてそんな「抵抗」は無意味であり、「単なる事故よ」とすべてを許してくれる彼女との愛が残る、という美しいことになっています。

「歩道の終わる所」には刑事と犯罪者、父と子の分裂に苦しむ主人公の、女性による救済という幸福な解決があるようです。敵役のケアリー・メリルがとてもいい。

詳細評価

物語
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