作品レビュー(5件)
- Amaterasulover
3.0点
10年ぐらいずーっと情熱を持って仲間と映画を撮り続けてきて、ある作品で自分だけ認められ脚光を浴びちゃう、、すると、生活は一変しますよね、取材、TV出演、その他一流と言われる人たちとの出会い、仲間への不義理、裏切り、そして一流のタカリ屋との出会い、、あっと言う間にスターダムにのし上がってしまう。 まさに絶頂の有頂天! 「10年間はこの時のためにあった!これからがスタートだ!」と何でもポジティブに考えられる、、。 ところが、評価が一転してしまうと、、ホント一夜にして、、、賞賛が罵声に変わったりする、、無関心に変わったりする、、。かつての仲間にも逆裏切られ、、、。 「10年かけて才能がないのが分かっただけかよ!」と何でもネガティブになってしまう。 なんでもネガティブになっちゃうから彼女にも愛想を付かされてしまう。。 まさに公私ともどん底ですよ、はい。 でもって、映画中の、悪魔はとっても優しいんだって、、、という言葉に代表されるように、、自堕落な自分を越えられない人になって、優しく自分を自分の中の閉じ込めてくれる麻薬や女の魔力に勝てなくなってしまう。 で、もって、ロッキーよろしく、再度目覚めて決死の覚悟で再起をかける。 愛し合っていると思っていたやさしい女は当然、堕天使の象徴ですから自分より、麻薬の方に行ってしまう。 で、まあ、自分は再起への旅立ちに向かう訳ですけどね。。 グリーンランドへ、、、。グリーンランドは、ある意味、トナカイと少数のエスキモーばかりで、、、少なくともメディアや産業がなく、当然人からの評価もなく、籠もるには良い所なのかも知れませんが、、、。??? さて、、、さて、、、 ある日突然評価が正反対になる、、、こんなことって特殊な世界や、芸能界、ホステスホスト&オカマだけの問題じゃなくて、普通のおっさん会社だって起こりますよ~、今や! 「やったね君大口クライアント獲得したねぇ!」「キャーステキ!一緒にどこか連れて行ってください!」「●●さんて彼女いるんですかぁ?」「え?奥さんとうまくいってないの?やったぁ!わたしにもチャンスあるって事ですよね!」「君は将来この会社を背負う人材だと思っている!」なんてこと言われているうちに、襟を正して、生きましょうね!うふ。 で、、、、世の中で一流と言われている人には、ホントに我侭な暴君も居ます、、つーか、多いんでしょう、、。「このオレ様の癇に障った奴はこの業界で食えなくしてやる!」的な人が、、。ほんと、、事実多いですよ~こわいですよ~。 レビュアーのGIENさんが言っていたように、ショーンコネリーとの確執で、突然梯子を下ろされたことの、比喩が含まれていると、僕も強く思います。 さて、、余談を、、 ミュージシャンのアーサー・ブラウンが、1968年に結成したクレイジー・ワールド、、このグループは、「ファイア」という曲、1曲のだけのヒットで、全英シングルチャートNo,1、アメリカビルボードHOT100でも2位、1968年を代表するヒット曲のひとつ。。。だが、それ以前もそれ以降も全く売れず無名。。。これを映画の題名に使っているのではないかと、、私は思いますが、、、どうでしょう??? じゃあ、名前はナックでも良かったのかな?分かる人しか分からない時代ネタですみません。 いつも読み返してないので、誤字脱字の部分、、想像力をもって読んでsください。 (*_*)V
- too********
4.0点
この映画は、ずいぶん昔に観た記憶がある。 それでも、「ブレイド」の後の作品なんだ。。 今回スティーブンドーフの出演作品を全部見直してて、2度目の鑑賞となった。 (ドーフは超ちょい役、友情出演?なのであんまり関係ない) その頃は、この感じのヤク中的な映画が流行ってたから、うんざりしたような記憶がある。 トランスが流行り始めた頃かな?イギリス映画らしい、演出。 邦題の「クレイジーワールド」も原題の「ラストミニッツ」も、この映画にふさわしい題名。 なんか・・・夢を持ってる若者には見てほしくない映画かも。。。 ストーリー的には、世の中は常に新しいものを求めるので、地位と名誉=成功のために奮闘するクリエーターの話 ってとこです。 (※注↓ここからネタバレかもしれません。ネタばれとか無い映画な気もするけど。。↓) 自信家で、野心家で、若いがゆえに独裁的(自己中心的)で、社会人になり数年経ち、常に焦っている。 芸術肌で、頑固で、世間知らずであればあるほど 挫折する。 吐き出せる人が彼女しか居なくて、傲慢であるかと思えば弱音を吐く。 こんな奴 5万といる。 才能ある自分は非凡だと思ってたら 案外普通だった。 才能だと思ってたら、ただの猿真似、新しくもなんともない。 自分自分…周りが見えていなくて ただもがいてる。 けど、ここまで来ると、もう精神病だね(´ω`;) ラストまで時を刻むような演出。 日本のオタク文化もちょっとだけ入ってて、面白い演出だった。 ミニシアター好きの人向けかな? 共感できる部分もあって、ちょっぴり胸が痛いかも。。。 ある意味 引き際も大事なんだよ 普通が一番なんだよ って教えてくれる映画なのかも。。 それに、特に若いうちは「死」の意味なんて抽象的にとらえるべきだよ(;´ー`) 成功を追い求め続け、挫折して、堕落して、また這い上がろうともがき苦しむ若者の話です☆彡 絶頂とどん底を味わってるから、ものすごい経験という財産を 得るわけだけど。。。
- tou********
3.0点
借りたTSUTAYAではホラーのとこにあったんだよね。 観たらホラーじゃねえしww ってゆうか面白くってこの映画見つけられてラッキーだったよ。 ところでイギリス感覚ってなんだろうね。(監督がイギリス人) とりあえず?パイプの薫り?とか言っとくけど いや、この禁煙時代。?フィッシュ&チップス?感覚とでも言っとこうか? いやいや、やっぱ違うな。?パブ・シネマ?とかにしとこ。 ゴロがいいんでw 音楽とか画の繋ぎとかいいよねえ。 アメリカ映画にはないよねえ。 で、監督はこの後に「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」撮って それ以降作品なし。 あまりのコケ振りにショック受けちゃったのかなあ、とか思ってたら (ショーン・コネリーと何で揉めてたんだろ?) 「クロウ」の監督→降板とか、色々動きはあったのね。 「ブレイド」のスピンオフとかの企画もあるようだし 近々観れるんじゃないかしら? 「クレイジー・ワールド」が?軌跡の一本?に ならないことを祈ってるよ! そうそう、日本版予告編はダメダメなので 見ないで本編観た方がいいよ。
- pum********
5.0点
流石ですね、スティーヴン・ノリントン監督。 私好みの映画でした。 監督とは波長が合いそうなので、 次回作等々にもかなり期待したいと思います。 2作以上、好みの作品が続けば、 おそらくその監督とは相性がいいのだろうと思います。 俳優であっても製作であっても、 作風に一番影響を与えるのは監督ですからね。 好きな映画の監督を覚えておいて、 その監督の次回作を観てみる、と言うのも映画選びの一つのコツかと思います。 さて、本作、出足から意味不明で結構難解な部類ですが、 これは監督の"敢て"でしょうね。 本作はスティーヴン・ノリントン監督の要素が全て出切っていて、 悪い言い方をすれば、監督本位な濃い作品です。 それだけに、波長が合わなければかなり難解な映画になるのですが、 逆に本作で波長が合うのなら、 スティーヴン・ノリントン監督の次回作に期待してみてもいいのではないでしょうか。 まず、目を見張るのは監督のセンスです。 映像や編集、シチュエーション。 映像センスとテンポは文句なし。 シチュエーションは、監督のイマジネーションべったりなので、 その点、描写が不可解に写る人もいるかもしれませんが、 私は彼の想像力の深さに脱帽です。 思いつくのと思いつかないの。 作品の幅を広が広いのは前者だと思います。 まぁ本来は、思いついたものを取捨するのでしょうけれど、 本作はそのままてんこ盛り状態で、良くも悪くも監督自身の才能を直で感じる事が出来ます。 物語りも中々興味深いものがあります。 私も大好きな映画「いまを生きる」じゃないですが、 この「いまを生きる」という言葉、当たり前のように使われますよね。 人生は一度しかない。人生は短い。 だから一生懸命今を楽しく生きよう。 本作の主人公はまさにこの典型と言うより、その過度なパターンでなんですが(笑)、 冒頭で語られる 「人生90歳とすれば、日換算で何日で、眠っている時間を省くと何日。 週に換算すると何週しかない。先週何したか覚えてるか?」 という彼の具体的数字は中々興味深く、どういう話なんだ、とググイと引き込まれます。 彼はそれを信念に生きるわけですが、つまる所、 「人生は短いのだから、今を必死に生きてチャンスをモノにせねば。」という、 先ほど語った内容とほぼ共通。 しかし、今を生きる。今を楽しんで充実した人生を生きる。 言葉こそ美しいですが、言うほど生きる事は簡単じゃありません。 どうにもならない事が人生では起きる。 いや、基本的にコントロールできない事の方が大半でしょう。 残念ですが、それが現実でもあります。 「いまを生きる」という言葉は、もしかしたら稀に生まれた人生の成功者か、 それとも今絶頂期に達している者達が、自分達だけに当てはまる言葉かもしれません。 本作、冒頭の言葉が示すような、 「人生は短いんだから必死で生きよう」的な訓示をたれる映画ではありません。 むしろその逆と言うか、言葉に酔って盲目になった人々に、 現実と言う冷や水を皮肉めいて浴びせるような作品です。 だから何?シニカルなリアリスト? そんな嫌悪を感じる人も居るかもしれませんが、 私は理想の暴走は嫌いなので、結構好き(笑) 結論を言えば、言葉だけで救われるほど、 人生甘いもんじゃね~んだろうな~と、そんな事を思うわけです。 劇中で主人公の彼女が言った言葉が中々面白かった。 「大して人生を生きてないのに、人生を語らないで!」 まぁ確かに(笑) つまる所、人生を悟るのは死の瞬間だけなのかもしれません。 ただ、それでも人は人生と言うものを悩みながら生きていく。 答えが出たと思っても挫折し、また模索し、生きている限り模索し続ける。 答えの出ない思考の長旅なんでしょうね、人生なんて。 さて、本作ですが、もう一つ興味深いことがあります。 監督のスティーヴン・ノリントン。 ご存知な方もいると思いますが、「リーグ・オブ・レジェンド」でショーン・コネリーと衝突し、 結果、ハリウッドを去らざるおえなくなったのは有名な話。 ブレイドで絶頂期を向かえ、周りに梯子を突然下ろされ、失墜する。 まさに本作の主人公とダブるものがあります。監督の人生。 面白いのは、本作は「リーグ・オブ・レジェンド」の前に作られたという事。 監督自らの人生を暗示した作品でしょうか(笑) ともあれ、ハリウッドに復帰した監督の次回作、 大いに期待を抱かせて頂きます。 (ただ、本作を人には薦めませんけどね(笑) ハマる人はハマります。)
- cs5********
5.0点
映画だな。 映像ありき。 映像がすごい。 頭の中の世界観が凄い。 それを表現できるんだから天才? ハッキリ言って、よくワカラナイ。 2000年代の『サテリコン』 「大衆は金をくれる」 そうゆうこと? ハマる。
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