誘惑されて棄てられて

SEDOTTA E ABBANDONATA/SEDUCED AND ABANDONED

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誘惑されて棄てられて
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(3件)

セクシー9.1%パニック9.1%笑える9.1%コミカル9.1%ロマンチック9.1%

  • 一人旅

    4.0

    名誉が大事♪家族のしあわせ後回し!

    ピエトロ・ジェルミ監督作。 シチリアを舞台に、ある家族の娘の結婚を巡る騒動を描いたコメディ。 ピエトロ・ジェルミの映画の中では『鉄道員』が最も有名だが、本作はキネ旬オールタイムベスト200で第154位(微妙!)にランクインしている。ちなみに同順位には『スタンド・バイ・ミー』がある(『鉄道員』はランク外)。 作風はドタバタ劇に近いコメディで、『鉄道員』や『越境者』のシリアスな雰囲気とは真逆の、コミカルでおふざけの入り混じった演出が魅力的。 物語は、無責任な男に娘を妊娠させられた父親とその家族が、事態を丸く収めようと奔走する様子を描く。 ペッピーノにはマチルデという婚約者がいたが、欲望に駆られてマチルデの妹・アネーゼを誘惑した挙句、妊娠させてしまう。事実を知ったアネーゼの父親は怒り心頭。すぐにアネーゼと結婚するようペッピーノに迫るが、あろうことかペッピーノはアネーゼとの結婚を断固拒否。こうして、娘の結婚を巡る一大騒動が繰り広げられることになる...という男女・家族間トラブルの顛末をユーモアたっぷりに活写していく。 笑いと悪趣味が同居した演出が楽しい。妊娠検査のため、アネーゼのおしっこが入った瓶を持ち歩く父親の姿が強烈で、客観的に見たら完璧な変態。他にも、男爵なのに貧乏&前歯の欠けた冴えない男が登場したり、怒りのあまり父親と息子・アントニオを中心にペッピーノ殺しが計画されたり...。何より、ペッピーノのクズっぷりが清々しい。自分でアネーゼの処女を奪っておきながら、いざ結婚を迫られると「非処女の女と結婚するのは嫌だ!」と理解不能な駄々をこねる始末。父親も父親で、アネーゼの気持ちなんかぜ~んぜん考えてない。常識の通用するまともな人間が随分少なくて、感情移入なんてできやしない(いい意味で)。 そして、一族の“名誉”を何よりも重んじる父親の思惑とは裏腹に、警察・判事・一般大衆を巻き込みながらどんどん事態が混乱・拡大していく様が可笑しい。広場を舞台にした“大捕物”はダイナミック&圧巻の迫力だが、「若い男女の恋沙汰がどうしてこんな大騒動に発展してしまったんだ?」という素朴な疑問も湧いてくる。家族の幸せよりも名誉を優先したブラックユーモア的結末も印象に残り、「これは果たして“解決”と言えるのか?」という素朴な疑問がまたまた湧いてくる。可笑しく笑える演出が魅力的な作品ではあるが、“名誉”に縛られ続けるシチリア人の人生の悲哀のようなものが伝わってきて、鑑賞後はちょっぴり複雑な気持ちになる。 また、アネーゼを演じたステファニア・サンドレッリの色気が爆発した作品でもある。イタリア女性らしからぬ線の細さが目を引く美人(横顔が特に美しい!)。姉のマチルデが太っているから余計に細く見える。何より、出演当時17歳という事実に驚愕する。あんな17歳、これは罪ですね...。

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレシシリー気質とは

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • fbx********

    3.0

    喜劇というよりも

    風俗的な興味から見ましたが、 ジェルミってどこか湿ったような暖かい視線が魅力。 出演している役者も、彼らが演じている キャラクターも、愛しているような、隅々まで 行き渡った思いやりのような包容力を感じます。 だから、話にシビアな部分があっても 楽しめてしまう。 いい。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

カンヌ国際映画祭第17回

男優賞

基本情報


タイトル
誘惑されて棄てられて

原題
SEDOTTA E ABBANDONATA/SEDUCED AND ABANDONED

上映時間

製作国
イタリア

製作年度

公開日
-

ジャンル