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六月の蛇

六月の蛇

A SNAKE OF JUNE

77

ZZZ

4.0

只のエロ映画ではないっす

塚本監督が「鉄男」のイメージをどこかに残しつつ、ロマン・ポルノを撮ったら、こんな感じという作品。 考えてみると、それ程、エロいシーンが多い訳でもない。観る方によっては期待外れかもしれない(笑)。 電話でのカウンセリングの仕事をしている女性が主人公。玉の輿に乗った様だが、旦那ははっきり言って変人。極度の潔癖症的な感じ。ただ、仲は悪くなく、寧ろ、良い方。 ある日、突然、主人公の女性に自分の盗撮写真が送られてくる。そして、その写し主の男から、その写真をたてに淫らな要求を突きつけられて。。。 主役の黒沢あすかさんが非常にいい味を出している。全編モノクロ。但し、少し青みがかったモノクロ。そして、4:3の画面。奇妙で、塚本監督らしい演出。 本作は塚本監督が助演(主演?)男優も務め、制作から諸々の監督までこなし、塚本色一色という感じ。 今一、よく分からない場面などもあるが、それはそれで何かいい調味料になっている様に思う。 どこか倒錯した男女の性質が描かれている。 不思議な感じのする面白い作品だった。

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