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フリーダ (2002)

FRIDA

監督
ジュリー・テイモア
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  • みたログ 728

3.78 / 評価:132件

あまりに映画的な人生

  • ポルティ さん
  • 2019年1月4日 12時36分
  • 閲覧数 259
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

フリーダ・カーロのことはこの映画で初めて知った。一介のローカル画家ではなく、ロックフェラーやトロツキーら歴史上の政財界の要人達とも交流があったあたり、その生涯がメキシコの激動の歴史そのものとリンクした国民的偉人ともいえる。
映画の素材としてこれほど魅力的で最適な人物はいないが、この作品のストーリーが劇的なのは、つまり彼女の人生そのものが極めて映画的で波乱万丈だったからであり、脚本の力ではないだろう。女流監督らしい丁寧さが裏目に出て、演出がやや一本調子で盛り上がりに欠け、伝記以上のものになってないのは惜しい。
ただ、製作まで手掛けたサルマ・ハエックの本作に込めた意気込みは十分に伝わってくる。メキシコ人だけに母国の国民的画家役への想いは並々ならぬものがあったのだろう。
A.バンデラス、E.ノートン、G.ラッシュなど大物俳優達の出演も彼女のハリウッド人脈で実現したのかもしれないが、いずれも友情出演的な顔見世程度の少ない出番ながら、作品のクオリティアップに貢献していることは間違いない。
これをキャリアの集大成と位置づけて後は気力が失せたのか、フランス人の大富豪と結婚して女優業そのものへの意欲が失せたのかは知らないが、本作以降のキャリアが振るわなくなったのは実に残念。ラテン系女優の中では今もトップクラスの存在感、影響力があると思うし、まだ「昔の名前」で出るような歳でもないだけに、もうひと花、ふた花咲かせてほしいなあ。
あと、A.モリーナ演じたディエゴ・リベラのセリフ「行きずりのセックスは構わない。握手より心がないから」というのは名言だと思った。変な感動でスイマセン。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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