キープ・クール

KEEP COOL/有話好好説

95
キープ・クール
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(3件)

笑える40.0%かわいい20.0%コミカル20.0%スペクタクル20.0%

  • xi_********

    3.0

    ブラックユーモア溢れる会話劇

    この映画を初めて観たのは、当時住んでいた北京の映画館。現地でも、批判的な意見と好意的な意見に別れていた。どちらかと言えば若者に受けていたこと、そして、所謂チャン・イーモウのファンである人ほど、この映画を否定していた様に記憶している(因みにそれなりに盛況だった)。 私はチャン・イーモウが好きではない。『秋菊の物語』と『HERO』は好きな映画だが、他の作品に共感するものはなかった。 『キープ・クール』を除いては。 チャン・イーモウが撮った映画の中では、この映画が一番のお気に入り。 それは、私が住んでいた北京を舞台としていることと無関係ではないので、その点は差し引いて考える必要がある。それでも、会話劇が嫌いではないこともあって、映画後半、ふたりの中年親父が延々繰り広げる埒の明かない議論の場面には、正直、とても引き込まれた。 理に適った話が通じない焦燥感、理性が働かない高揚感。 そのどちらもが画面一杯に溢れ、不条理な様で観客を追い込んで行く。チャン・イーモウ自身が認めているが、この映画は彼本来のスタイルで撮られたものではない。まず、都会を舞台にした現代劇自体が少ないし、不条理な会話劇ともなれば尚更だ。本人も挑戦的な意味から撮ったことは想像出来るが、この路線を続けなかったことを考えると、やはり彼の本領ではないのだろう。 中国きっての名優であるチアン・ウェンとリー・バオティエンの二人が繰り広げる、ブラックユーモア満載の都会派喜劇。しかも、異様にテンションが高い。演出にも、物語にもついていけない人は多いと思うが、ハマッた人には滅茶苦茶に面白い映画だと思う。私は、ハマッた。この映画は、チャン・イーモウの映画としては、珍しく「面白い」と言える映画だった。 だが、映画的に彼の演出が効果的だったのかと言えば、それは疑問。 「前衛的な作風」とはチャン・イーモウの弁だが、手持ちカメラで縦横無尽に揺れ動くカメラや、矢継ぎ早のカット割等は、映画のテンションを高めることには寄与しているが、それがこの物語を語る上で必要不可欠だったとは思わないし、そもそも、この物語にある風刺性や不条理感を醸し出すためなら、チアン・ウェンとリー・バオティエンの演技力ひとつで充分。会話(台詞)に頼って不条理を描くなら、落ち着いたカメラで観たかったのが偽らざる本音だ。 しかし、チャン・イーモウの力量は認めねばならない。 自分のスタイルをここまで崩しながらも、それなりに「魅せる物語」に纏めると言うのは、誰にでも出来ることではない。 ただまあ、この「何でも綺麗に纏め過ぎる癖」こそが、私がチャン・イーモウを信頼出来ない一番の理由なのだが。

  • big********

    3.0

    メガネのおじさん、好きです。

    単純におもしろかったです。 ただ、カメラが動きすぎて疲れました。 都会のスピード感を出したかったのでしょうか? 前半、後半で映画の印象がかなり違ってましたね。 なので、最後、そういうオチなんだって、ちょっと意外感がありましたけど、嫌な終わり方ではなく、すがすがしく終わってたので、そこはよかったです。 主人公を演じてたチアン・ウェンは、久々に見たんですが、さすがの演技力。 ただ、それをうわまってたのが、もう一人の主人公だったメガネのおじさん。 知らない役者さんですけど、最初の平凡な庶民的人物像(トンボメガネがいつもずれ落ちてて、髪の毛が額にピタッとくっついてる、ちょっと近寄りたくないタイプなんですけど)から最後には狂人のようになる、その過程がすごくおもしろかったです。 ネットでは、コン・リーの演技の師匠って書いてましたけど・・・・。 あの演技力なら、ちょっと納得。 このおじさん、すごく理論とか理屈を大切にする人なんですよ。 「こうこう、こういう理由があるから、あんたはこうしなくちゃいけない。自分はこうしなくちゃいけない」って感じでね。 それに対抗して主人公は、理論とか理屈は無視の直情型。 後半の、この二人のやりとりがすごくおもしろく、ラストへ転がり込むまでのスピード感は、ハンドカメラならではの迫力がありました。 前半の主人公の元カノが出てくる場面は、元カノ役の女優さんがすごくきれいなだけに、その後の展開を期待させるんですが、このメガネのおじさんとのやりとりが中心になって、なんだか中途半端でしたね。 単に後半へもっていく前置きのストーリーとしては、時間取り過ぎてた。 結論としては、ハンドカメラは無用に使うべきではない。 それと、性格の全く違う主人公とメガネのおじさんのやりとりを中心に持ってきた方がよかった。 ということで、メガネのおじさん、あんたはすごいです。 チャン・イーモウの映画というより、おじさんの映画です。

  • にく

    2.0

    目が・・・

    カメラが動きすぎるせいで、酔いました。 新しい試みなのかもしれませんが、そこまで迫力を感じるわけでもなく、失敗だったと思います。 ただ、それでもきちんとまとめて来る辺り、流石だな、と感じました。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
キープ・クール

原題
KEEP COOL/有話好好説

上映時間

製作国
中国

製作年度

公開日
-