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コンフェッション (2002)

CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND

監督
ジョージ・クルーニー
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3.13 / 評価:177件

解説

 1960年代、アメリカ。テレビ業界での成功を夢見るチャックは、色々な番組企画を発案してテレビ局に売り込んだ。しかし、いずれも採用されることはなく、やさしい恋人ペニーに慰められる日々が続く。自信満々で持ち込んだ視聴者参加型テレビショーの企画も結局は日の目を見ずに終わる。失意のあまり、バーに入り浸るチャック。ところがそんな時、彼の前に謎の男ジムが現われる。ジムはチャックに近づくと、高い報酬と引き換えにある仕事を持ちかける。それはCIA工作員となり合衆国にとって邪魔な人物を抹殺するというものだった…。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

「コンフェッション」─初監督作にチャーリー・カウフマン脚本とは大胆な!

監督デビュー作にチャーリー・カウフマンの脚本を選ぶとはジョージ・クルーニーも大胆な。だが、彼はこれを見事にモノにした。いや、見事過ぎると言っていい。

たとえば映像。50年代は色あせたテクニカラー、60年代はシャープに、そして80年代はソフトフォーカスやハンドカメラを多用と、映像でその推移を表現してみせる。ファッションや風俗のみに頼るという安直な手法はとっていない。

そして語り口。これが何と言っても滑らかなのだ。いわばホラ話に近い物語を、ホラと笑うわけでもなく、はたまた真実と構えることもなく、その中間の部分に留まって見せる。編集もスタイリッシュかつクールにまとめ、決してヘマを仕出かさない。その演出ぶりは初監督だとは思えないほどだ。だが、その反面、インパクトに欠けるのも事実。昼は俗悪TV番組のプロデューサー、夜はCIAの暗殺者という主人公のその奇想天外さが伝わってこないのだ。破天荒な男なのだから、もっと遊んでもよかったのでは、とも思う。

しかし、これは悪いことではない。プレイボーイとして知られるロス先生だが、こと映画に対しては真摯。そんな彼の姿勢がよーく滲んだ作品になっていて、もちろん、ファンとしては大満足であります。(渡辺麻紀)

8月16日より、丸の内ピカデリー2ほか全国松竹・東急系にてロードショー

[eiga.com/8月12日]

映画.com(外部リンク)

2003年8月12日 更新

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