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ハウルの動く城 (2004)

HOWL'S MOVING CASTLE

監督
宮崎駿
  • みたいムービー 249
  • みたログ 1.9万

3.79 / 評価:4312件

まずは3回見ないといけないタイプの映画

  • 安藤セイ さん
  • 2017年8月16日 15時42分
  • 閲覧数 2766
  • 役立ち度 18
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画、一回目見たところで意味わかんないですよね…。
一度目は映画館、二度目は友人がハウル好きでDVD見せられて、三度目は金曜ロードショー。
そこでやっと「ソフィーがおばあさんに見えてるのはソフィー本人だけだ!」と気が付いて一気に見やすい映画に。

母親におばあさんの姿で再会しても「ソフィー!」とすぐに呼んでもらえること、サリマン先生に「随分と若いお母さんだこと」と当たり前のように言われること、他にも諸々ソフィーが人からは元々の19歳?に見えてなきゃ辻褄合わないところがあって、ここがスッキリするだけですごく見やすいんですよね…。

ソフィーは自尊心の低さに魔法をかけられてしまうんです。
自作の帽子を試着して「おばあさんみたい」と言ったソフィー。荒地の魔女にはバレていたんでしょうね。
母や妹と似ていないのも、実は家庭環境がシンデレラと同じだからというのを原作の日本語訳資料探して読んでみて知ったり。
実の親が他界、継母と血のつながりのない妹は派手に遊び倒していて、父の残してくれた店で淡々と帽子を作り続ける内気な少女。
「おばあさんみたい」その一言に彼女の自尊心の低さと卑屈さが全て込められていて、そこに呪いをかけられてしまった。

ハウルは一目惚れもあったでしょうが、ソフィーが自らにかける呪いを解こうと必死になるうちに惹かれていってしまう。
彼は強さを持ちながら臆病な人で、ソフィーも実は行動力のある強い子なんです。お互い自信がないだけ。

でもお互いの為にどんどん強くなるんですよね。ハウルもソフィーも。
ずっと逃げてきたサリマン先生とタイマン張る決意をしたハウルは「守るべきものができた。それは、君だ」とまた戦場へ飛び立つ。
自分が遠くへ行けばハウルは戦うのをやめるはずと、契約もしていないのに悪魔の力を無理やり発動させるソフィー。
結局ソフィーがどこに居ても戦い続ける決意をしたハウルの心は動かせない。城は動くのに。

色々細かい設定を資料で補完したり複数回見ないとなかなか理解できないストーリー構成に心折れそうになりますが、見る度に星0.5増やしていくような映画です。

手間がかかるぶん、愛しいですよ!

詳細評価

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