謀議

CONSPIRACY

96
謀議
3.3

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(7件)

不気味23.5%恐怖17.6%知的17.6%悲しい11.8%絶望的11.8%

  • mot********

    3.0

    追認

    見ている途中でムカムカしてしまい、結局2日に分けての観賞になった。本作に至ったのは「アイヒマン・ショー/歴史を映した男たち」で取り上げられているルドルフ・アイヒマンに関心があったからで、スタンリー・トゥッチが演じる彼はハンナ・アーレントが指摘した通り。淡々と命令を遂行、表情も変えず、善し悪しの判断をどっかにやっちゃった。人々がホロコースト決定の瞬間を目撃するだけでなく、参加した人物たちは組織人の範囲を出ず、既に進行している計画を追認で締めくくっていることが明らかになる。

  • gar********

    5.0

    恐るべき会議の全貌を実力あるキャストで

    時は、第二次世界大戦中の1942年1月。ベルリン郊外のヴァンゼーの館において、ナチスの高官たちが「ユダヤ人の最終解決」、つまりユダヤ民族の絶滅計画を話し合った秘密会議、ヴァンゼー会議を描いた作品。 この会議については、よくナチス関係の書物の中に登場するので名前だけは知っていました。しかし、その全貌についてはよく知らなかったのでこの映画はとても興味を引くものでした。ビデオ屋さんを3軒ハシゴしてようやく発見し、見ることができました。 映画はすべて美しい湖に面した館の中で繰り広げられます。出席者は、ナチスの親衛隊(SSと呼ばれます)の実力者で、「白い野獣」「プラハの処刑人」の異名を持つラインハルト・ハイドリッヒ(ケネス・ブラナーの好演)をはじめ、SSの軍人たちや内閣や占領地の責任者など約15名です。少数の人間によって、一民族の絶滅という人類の歴史に残る蛮行を決めたこの会議を、見事に再現しています。 この映画の秀逸な所は、会議の出席者たちを通して当時ナチスが行っていた様々な行為を浮き彫りにした所です。例えば、親衛隊少佐で、当時ナチスが支配下に置いていたバルト三国のラトヴィアの指揮官ランゲ少佐からは、「住民にユダヤ人を殺させた」というセリフから、占領地での苛烈な支配が見えます。また、究極の総力戦である第二次世界大戦を戦うために、すべての労働力や資源を投入しないければなりませんが、アメリカやイギリスと比較するとどうしても力に見劣りする「持たざる国」ドイツの苦しい台所事情も感じさせます。さらに、SSに反感をいだく官僚たちなどナチス内部のパワーゲームも織り込まれています。そういった様々な要素が、密室において繰り広げられるのですから極めて濃密で緊張感あふれる作品となっています。 そんな映画の要というべき人物は、無論ケネス・ブラナーのハイドリヒです。金髪碧眼、おまけに長身…まさにナチスが理想としたアーリア人の姿そのままの姿に似せるという所にはかなり驚されました。しかし、それ以上に驚かされたのは硬軟を使い分け、出席者の主義主張が入り乱れる会議を操り、自分が望む結論へと導く恐るべき手腕を持つ男を演じた所です。特に印象に残るのは、ユダヤ人の絶滅というあまりにも危険すぎる計画に反対する者へのアプローチ。会議を休憩し、食事をつまむ他の出席者たちを尻目に、美しい庭に連れ出し、時に脅したり時に下手に出たりして賛成へと変える所が何ともリアルで演技の力を感じました。 恐るべき会議の全貌を実力あるキャストで描いた密室劇の力作。 最後に、この映画をご紹介くださった晴雨堂ミカエルさんに感謝申し上げます。 <ターニングポイントである1942年> ヴァンゼー会議が行われた1942年は、第二次世界大戦のターニングポイントといえる年。日本にとっては、ミッドウェー海戦の敗北で太平洋戦争の戦況が逆転した年ですし、アメリカでは原爆開発のマンハッタン計画が始まったのもこの年の8月のこと。まさに、歴史の不思議な巡り合わせを感じる年です。

  • カッチン

    4.0

    ドイツ語だったらもっと怖い臨場感が・・・

     ニュールンベルグ裁判、12人の怒れる男以来の延々と続く屋内での討論映画(^_^;)  ただ内容が恐ろしい(・_・;)  “どうやってユダヤ人を早期に絶滅させるか?!”  ドイツのハイドリッヒ保安警察長官(ケネス・ブラナー)が主催でいきなり会議が始まる・・・。ユダヤ人の定義についても、両親ともハーフの子供、祖父がユダヤ人、しまいには容貌がユダヤ人ならだとか・・・そして大量に退去させる方法として、ハイドリッヒの腹心アイヒマン中佐(スタンリー・トゥッチ)が淡々と「ガスだと1回40~60名を処理可能、多いほどよく死ぬ、効果ですが死体がピンクに・・・街から遠い鉄道を使い拠点にユダヤ人に収容所を作らせ完成の暁には1時間に2500人、24時間で6万人を処理できる、遺体で作業が滞らないよう作業用のオーブンを利用すれば残余物も出ません、毎日6万人のユダヤ人が煙になる、想像して・・・」(・。・;  その説明に謀議の参加者はニュールンベルグ法を作ったストゥッカート博士(コリン=ファース)以外ほぼ全員大きく賛同。。。ん~恐ろしすぎる、唖然(@_@;)  この映画、十分にナチスの狂気を味わうことが出来る作品だった。。。 P.S 英語ではなくドイツ語だったらもっと臨場感溢れて半端じゃ無かっただろう・・・。

  • fnj********

    5.0

    ひたすら会議なのに面白い

    まさかヴァンぜー会議が映画になるなんて! というのが第一印象です。ひたすら会議をしているという感じの、一見地味な映画ですが、見ごたえたっぷりです。 徐々に結論に近づいていくにつれ、あの大虐殺がこんな風に決まってしまうのかという、なんともいえない不気味さと心地悪さ(恐ろしさ)と奇妙な感覚を感じます。 俳優陣は、きちんとドイツ将校になりきっており、英語で(!)展開されますが、違和感は全くありません。

  • sei********

    4.0

    ネタバレケネス=ブラナー氏のナチスぶりが光る。

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
謀議

原題
CONSPIRACY

上映時間

製作国
アメリカ/イギリス

製作年度

公開日
-