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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル (2003)

THE LIFE OF DAVID GALE

監督
アラン・パーカー
  • みたいムービー 598
  • みたログ 2,067

3.97 / 評価:694件

頭を整理してみて・・・・

  • 2児母mame さん
  • 2021年10月10日 16時25分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

2児の母です。
すごく気になっていた映画、やっと鑑賞です。
U-NEXT様ありがとう。

さて、本作はドンデン返し映画ということで紹介されていたので
メモしていた題名ですが、私の周囲では観たという人は少なく
それなのに高評価、主演もケビン・スペイシーなのに何故でしょうか?

そして、主演女優ケイトウィンスレットも非常に良い役どころでしたね。

ということで、未見の方はここまでにして
とにかく前情報なしに、この映画はじっくりと味わってほしいです。
意見色々ではありますが、私は非常に良かったです。
最近観た名作「真実の行方」よりもこっちのほうが好きかもです。

映画を見る時間はないけど内容を知りたい方は最後までよろしくおねがいします。



さて、本作はサスペンス映画ということで、
死刑制度反対運動をしていたのに、皮肉にも死刑を宣告された元大学教授。
その死刑囚にご指名を受けて死刑前日までの3日間インタビューを
することになった雑誌記者の女性。
その二人のインタビューから過去が徐々に明らかになり
事件の全貌の謎解きを描くという内容です。

知的で息子思いの大学教授が何故残忍なレイプ殺人を犯したのか?
これは冤罪なのか?死刑制度反対を反対する人間が陥れたのか?

ということで、教授に過去を聞いて奔走する女性記者。
ケイトは非常に素晴らしい演技でした。
息子大好きでありながら、レイプ犯罪者としてすべてを奪われ
そこから転落していった大学教授を演じたケビン・スペイシーも
さすがの演技でした。

息子を思い、ぬいぐるみを抱いて泣き崩れるシーン
苦悩するシーンでは涙が出そうでした。

それでいて、何か騙しているのか?何か裏があるのではと
思わせられてしまうところもありで
最後の最後までドキドキとモヤモヤを抱えたまま展開していきます。

2段落としのこの映画のラストですが。
実はこれはレイプされた被害者の自作自演の自殺だったということが
ビデオで明かされますが、結局そのビデオの証拠映像が間に合わず
死刑執行されてしまい、女性記者が泣き崩れるという
悲しいクライマックス・・・・

で、終わりではなく、
実際にはこの事件は、最初から冤罪死刑を世に知らしめるために
主人公も、被害者も、あともうひとりの仲間もグルで
この二人の犠牲者を覚悟の上の決死の作戦を実行していたということが
最後の最後で明らかになります。

うわ、何故そこまでして・・・・
驚かせるためにここまで演出をまどろっこしくしたのか・・・
と最初は後味悪い感じで観終えたのですが・・・。

馬鹿でした。わたしは・・・・

このレビューで一番役立ち度のあるレビュア様のを読んで
ハッとしました。

アルコール依存症であり、奥さん息子に逃げられて自暴自棄になる
主人公ですが、この人物は最後まで
家族のこと、そして死刑制度反対を諦めなかった親友である
被害者女性とともに命を一緒にかけて実行したこと、
そして、今回そのために利用してしまった女性記者への
感謝の思いが込められたラストの演出があり、
誰にも迷惑をかけないように、家族への罪滅ぼしもすべて含めて
最後の最後で傷つく人を最小限にとどめた上で
最大限のメッセージを残したということがわかりました。

観終わって1時間後、色々とレビュア様の意見を読みながら
整理したらたどり着いたこの映画の良さでした。
ただ、本当の良さは2回目を観ないと分からないような気もします。

惜しいな、と思った点は3つ。

・最後のエンストのシーンは冒頭との結びであることはわかりますが
それにしても、こんな物理的な「間に合わない」演出は美しくないな
と思いました。間に合わせては行けないという最後のトリックにして
ちゃんとそこもトリッキーであってほしかったです。
・死刑制度反対を命を持って知らしめた主人公ですが、結局のところ
どこまでそれがみんなに響いたのか?そこがあまり伝わってこなかった用に思いますが、そこが最大の謎というか「オフレコ」ビデオの憎い演出ですかね?
それで良かったのでしょうか?「オフレコ」を絶対に守る主義の女性記者が
それをどう記事にしたのか?それが知りたかったかなと思います。
・全体的な音楽はセンスなかったと思います。役者の演技に救われていましたが・・・・。ちょっとB級色の強い音楽でしたので残念。


以上です。
☆は5つ。皆さんにおすすめしたい映画です。
最後まで主人公ケビン・スペイシーの怪演光る技あり映画だなと
唸る作品でした。後味は決して良くはないとは思いますが
それでも、なんだか噛めば噛むほど味のある作品ではありました。

詳細評価

物語
配役
演出
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