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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル

ムービークリニック

4.0

ほし よっつ

死刑執行を止めるべく故障した車から駆け出して執行所に走る主人公の女性新聞記者。 このシーンから始まる。この時点で走る理由はわからない。 物語が進むにつれて案外早くに理由は想像がつく。 物語は、学校で教授をしている家族持ちが学生の誘惑に振り回される。のちに一度関係を持った後にレイプ裁判を起こされ不起訴となるが、学校はクビに。家族にも見放される。 死刑制度反対の組織にも属する教授は精力的に行動していたが、家族への未練などで苦悩。さらにその同僚のレイプ殺人の犯人にされ死刑を言い渡されるのだ。 ここで独占取材をしてる女性新聞記者は話を聞いているうちに冤罪を感じるのだ。 この辺の展開は冤罪を暴き教授を助けるというベタな展開を想像する。女性記者の調査や謎の人物の関わりがサスペンススリラーを盛り上げるのが楽しい。 観ている方は冤罪が解けるのを心待ちに膨らんでくるのだ。 時間とのせめぎ合い。謎の人物の正体。犯行テープの真実の発見。 そして道路を走るのだ。 死刑前の最後の晩餐が緊張感を高めるのだ。 間に合うのか。 面白さはここまででもじゅうぶんに味わえる。 しかしこの作品の評価はこのあとの物語に集約される。 無実で死刑にされる。物事に同意はあったのか。心情はどうだったのか。 誰もがアッという結末に釘付けでしたね。 切ない。

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