あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(20件)
- dkf********
3.0点
「イラン映画=子ども」というイメージがあるが、これは少しだけ上の年代、思春期の少年と少女を描いたお話。監督は「運動靴と赤い金魚」のマジッド・マジディ。この監督の場合、どうしてもあの傑作が基準になってしまうから、気の毒な面もある。こちらも無意識に比較してしまい、勝手に評価基準をあげてしまうからだ。 本作にしても、少年の不器用な恋を情感たっぷりに描いており、決して悪い内容ではないが、「運動靴と~」で子ども達を描いた「温かい眼差し」みたいな雰囲気はあまり感じない。主人公の年代が少し違うので当然と言えば当然だが、少なからず同じようなテイストを求めていただけに、少し肩透かしだった。
- dazs********
3.0点
紛争によって、過酷な生活を強いられる難民、その中に生まれる淡い恋心。 過酷さの中に人としての温かみを感じる映画である。 いつも中東のどこかで紛争が起き、絶えることがない。 いつか争いが無くなり、市民が平和に暮らせる時代が来ることを願ってやまない。 運動靴と赤い金魚の監督と聞いて、期待したせいか、比べるとどうしても見劣りはする。 こちらを先に観たら評価が変わったかな。
- kou********
4.0点
現代の日本では考えられない話… 世界には、ここイランだけでなくこういった話はゴロゴロしているのだと思う。 イランでのアフガニスタン人である難民の少女と青年の切ない関係を描いているが、少女は一言も台詞が無く、見事に目や表情だけで演じ切っていた。 音楽もやたら垂れ流さないで、本当にシンプルに仕上げていて、素晴らしい作品である。 因みに、現代の日本では、こんな骨太でありながら切ない恋を描ける映画は創られることはないでしょうね… あぁ~、情けない…
- oce********
3.0点
建設現場で働くラティフは楽な仕事で稼いでいたが、事故によって代わりにやってきたラーマトは力仕事が出来ない。 そこで仕事を交代するのだが、ラティフは不満たらたら。 だがラティフはラーマトが身分を隠した女性であることを知ってしまう。 アフガン難民という時代背景を考えれば、身分を偽ってでも働かなければならない理由があると捉えられる。 そこに恋心を抱いてしまい、厄介ごとに首を突っ込む事態。 過酷な現実をアフガンとイランという国の対比で描くことで、現況を憂う。 監督の想いが伝わってくるが、話自体にもっと引き付ける要素が欲しいのもまた事実。
- yok********
4.0点
ストーリーの前半は笑える構成。しかし、半ばから後半~ラストにかけて、恋する少年?の心理描写が素晴らしい! ただ、17歳という主人公の少年が、どうしても二十歳すぎの青年に見えて、行動が滑稽に見えすぎてしまう所もありますが、少女への純真な愛は痛いほど伝わってきます!必見です!
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