家宝

O PRINCIPIO DA INCERTEZA/THE UNCERTAINTY PRINCIPLE

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家宝
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(2件)

かっこいい50.0%知的50.0%

  • ********

    5.0

    ジャンヌ・ダルクのように

    愛のない結婚と性へのトラウマを耐える、ちょっと前に東海テレビの昼ドラにあったような映画(真珠夫人とか?)。にもかかわらず、なに、この、静謐な美しさ! 愛情ではなく納得で選んだ結婚をつらぬく女性の芯の強さ。しかし、耐える主役の女優さんの神経症的にぴくぴくしているまつげや頬が演技なら、すごい演技力です。その強さの由来がジャンヌ・ダルク。家に伝わる礼拝堂のなかのクモの巣がはった小さい像。その像に彼女は「お言葉を」と祈る。かつて、ジャンヌが神の言葉を直接聞いたように。何を聞いているのかわからない礼拝堂の中の振る舞いこそ、強さの秘密です。 「声」を聞くだけではなく、映画自体が音の魅力にあふれています。パガニーニの「音楽」、床を歩く「靴音」、ドアの「きしむ音」、鳥の「さえずり」、電車や飲み屋の喧噪も。とにかく音がすばらしい。コツコツと響く音だけで引き込まれます。「音」を聞く映画です。 ヨーロッパの建物だから出る音たち。ポルトガルの街や建物の美しさや明確な階級差も相まって、良くも悪くもヨーロッパの映画だなぁとしみじみします。

  • bon********

    4.0

    賛・百歳。「家宝」というより「国宝」か!

    オリヴェイラ監督100歳おめでとうゴザイマス。 12月生まれ?だそうで、まだ早いですが、すごいです。 芸術家は長命な印象があるのですが、 オリヴェイラ監督もまったく素晴らしい映像芸術家です。 この映画でもとりわけ魅力的だったのは、 美しく、端正で、輝かしい映像でした。 中でも美しかったのは、ポルトガルの田園というか 渓谷というか、風景のシーン。 遠景で撮られた渓谷は絵画のようでした。 F・オゾン監督の「まぼろし」の冒頭のシーン(それも素晴らしい)を ちょっと連想しましたが。 こちらはポルトガルの陽光に満ちていました。 はじまりのシーンの、協会?と人の出入りの長い撮りきりシーンも 何かが起こりそうで、静かなのにワクワクしてくるような感じでした。 今年の年明けに見た「夜顔」同様、 寄ったり引いたりあおったりしない まったく据え置きで撮っている感じの、 しかも長いカットがなんともいいです。 人間や風景を客観しているような、オリヴェイラ監督ならではの視線です。 ストーリーや会話も警句というか、諧謔がこめられたた感じで よく寝られた、ある意味文学的な印象です。 そしてとてもヨーロッパ的。 この作品はストーリー的には、実は 個人的にはなかなか入り込めませんでしたが、、。 まあ、そんなことはよくて。 100歳にしていまだ年1本ペースで 素晴らしい映画を作り続けてくれている オリヴェイラ監督。ポルトガルの宝というか、 世界の宝だと思います。まだまだがんばってほしいものです! 最後に、オリヴェイラ特集を上映してくれた 映画館(プラネット+?)さんありがとうです。 場所と設備と、妙にお仲間な感じのお客様は 少しいまいち感あったのですが ともかく感謝です。 今度、A・エゴヤン特集とかやって下されれば最高です。 とか、勝手なこと書いて、以上です。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
家宝

原題
O PRINCIPIO DA INCERTEZA/THE UNCERTAINTY PRINCIPLE

上映時間

製作国
ポルトガル/フランス

製作年度

公開日
-

ジャンル