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TAXi(3) (2003)

TAXI 3

監督
ジェラール・クラヴジック
  • みたいムービー 71
  • みたログ 2,243

3.14 / 評価:376件

解説

 今日も愛車のプジョー406を駆って、ワケありの客を時速300キロであっという間に空港へと無事届けるダニエル。車のことしか頭にない彼に恋人リリーは愛想を尽かして実家に帰ってしまう。一方、刑事のエミリアンは8ヵ月もの間、謎の銀行強盗団に振り回されっぱなしで頭を痛めていた。そのせいでこちらも恋人ペトラの変化に全く気づかない。そんなふたりが久々に再会を果たした矢先、敵の一味らしき人物が見つかる。さっそくふたりはその後を追い敵のアジトを突き止めることに成功。ところがそこでエミリアンが敵に捕まり誘拐されてしまう…。

allcinema ONLINE (外部リンク)

映画レポート

「TAXi3」─ひたすら見せ物に徹した姿勢は100%正しい

3作目にしてフランスの「釣りバカ日誌」 か「トラック野郎」ともいうべき様相を呈してきたこのシリーズ、ベッソン映画ならではの他愛なさを過激にエスカレートさせ、小利口なシネフィルを完全に無視して予算もドカンとつぎ込み、ただひたすら見世物に徹したその姿勢は100%正しい。

ハリウッド・スターのカメオ出演やら007をパロったオープニング・クレジットなど、開巻から異様なまでのサービス精神とテンポの良さは、ジャン=ポール・ベルモンドの全盛期のフレンチ・コメディ活劇をも彷彿とさせる楽しさ。もちろんベッソンの脚本はいつものように驚くほど幼稚だが、その猿にもわかるほどのプロットとナンセンス・ギャグはこの映画には不思議とマッチしている。

最大の見せ場はクライマックスの雪山チェイス。雪の斜面で本物のタクシーを走らせるという無謀かつ大胆なアクションを見事に映像化。「グラン・ブルー」の海にも匹敵するこの素晴らしくも撮影困難な雪山シーンだけでも十分にスクリーンで見る価値がある。

映画に娯楽を求めるならば絶対に見て損のない作品。こういう映画を頭ごなしにけなす人は結局のところ本当は映画なんか好きではないのだろう。(江戸木純)

5月17日より、丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー

[eiga.com/5月13日]

映画.com(外部リンク)

2003年5月13日 更新

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