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シティ・オブ・ゴッド (2002)

CIDADE DE DEUS/CITY OF GOD/GOD'S TOWN

監督
フェルナンド・メイレレス
  • みたいムービー 1,239
  • みたログ 2,620

4.19 / 評価:851件

映画としての完成度に驚く

  • さいたまノフ さん
  • 2020年3月8日 18時22分
  • 閲覧数 1163
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

2002年当時もかなり話題になっていて、気になっていたのに見るまで18年近くかかるとは(笑)GYAOの無料配信が今日まで…ということでチョイスして大正解!!
この実話ベースの題材をきっちり映画として仕上げたフェルナンド・メイレレス監督が凄いと思う。
サッカー好きとして、リオのファベーラほど治安が悪い地区はないというくらいの場所と知っていた。この中から有名なサッカー選手が出てくるのも驚きだが、世界でも有数の異常な場所を舞台に映画を作ること自体がホントに大仕事だったと思う。役者たちは地元の素人同然の子供・若者を中心に訓練を積んだようだ。
とても素晴らしかった点は60年代、70年代、80年代の展開とスポットがあたる人物が変わっていく構成。そこに、カメラを好きになったブスカペが絡む結末の面白さ、ここにエンターテイメントを感じた。年代ごとの風景や色合いがハマって、秀逸だった。
自分が小学生だった80年代前半、日本なのでここまでの死の危険はないものの、まわりの悪い奴らの考えることは今の時代からすれば、相当ヤバかったなあと思い出して観ていた。子供ながらその悪い集団とどう距離を取って、絡まれないようにするかいつも考えていた(笑)リトル・ゼのような、何に怒り出すかわからないヤバいやつはどこにもいたのではないか。ガキ集団を襲うシーン、小さな子供のつま先を撃って、さらに仲間の子供に仕留めさせたのが一番キツいシーンだった。
小さいときから犯罪をすることが当たり前のファベーラでは、世代交代も描かれており、きっと最後は報いを受けるだろうなと思ったが、可愛いらしさもちゃんとある新世代の子供たちににあっさり銃殺されてしまった。無法地帯で儲け放題だった「神の街」での結末はあるべきものだったと言えよう。
今では銃殺の描写も見慣れてしまったが、2002年当時の映画では、ここまでの銃殺シーンはあまりなかったのではないか。エンドロールで本人の写真、ニュースのインタヴュー映像が出てくるあたりも素晴らしい演出でした。
個人的にはマネ役のイケメン、この後ミュージシャンとしてもブレイクするセウ・ジョルジに感動。マネが最後に味方についた子供に仇で撃たれるという面白さ、まさかの伏線張りでした。
フェルナンド・メイレレス監督、「2人のローマ教皇」で大絶賛を浴びています。早く観たい!!
採点:4.5

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