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灰の記憶

灰の記憶

THE GREY ZONE

109

jja********

3.0

Dramatization

その能力を買われ特別な立場で戦後まで生き延びたユダヤ人医師が語りづぐユダヤ人収容所でのある出来事。  大量のユダヤ人をガスで殺し、焼却する。  その作業に充てる特別なユダヤ人がいる。  彼らは4ケ月の延命という特典を得てその作業に従事する。  ただ、その期間に一矢報いようと焼却炉の破壊工作を進める彼ら。  そんな中ガス室を生き延びた少女が。  自らガス室に送りこんでおいて助けたいなどと、と仲間うちでも割れる意見。  しかし、皆、彼女を生かしたいという思いがある。  生かしてどうするのか?生き延びられるのか?焼却炉の破壊はどうなるのか?いや、破壊してどうなるというのか?などなどドラマが進む。  素直に英語の芝居にしているところがアメリカ的。  ユダヤ人としてユダヤ人抹殺の処分を手伝いながら、結局は同じ運命にあることも認識している人間というドラマとして描いているのも、ある意味新鮮である。もちろん描かれている内容自体が薄まっているということではないのですが。  21世紀のホロコーストモノにはそういう観点も出てくるのだろうか。当事者以外がドラマの対象として描くことが始まりつつあるのかもしれませんね。

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