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NARC ナーク (2002)

NARC

監督
ジョー・カーナハン
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3.58 / 評価:137件

00年代刑事ドラマの隠れた秀作

  • 一人旅 さん
  • 2017年9月15日 14時53分
  • 閲覧数 560
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

ジョー・カーナハン監督作。

デトロイトを舞台に、麻薬捜査官殺害事件を捜査する二人の警官の姿を描いたサスペンス。

『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』(2007)のジョー・カーナハン監督による00年代刑事ドラマの秀作で、トム・クルーズが製作総指揮として作品に携わっています。主演はジェイソン・パトリック、彼の相棒役にレイ・リオッタ。『48時間』(1982)や『バッドボーイズ』(1995)等と同様に警官バディー物としても見られるサスペンスですが、凸凹コンビが織りなす掛け合いがコミカルで…といったお気楽な作風ではなく、終始シリアスで重厚な空気感の中で物語が展開されます。

捜査上の失敗により謹慎処分中の麻薬捜査官テリス刑事が、彼と同じく麻薬捜査官だった男カルベスが殺害された事件の捜査を命じられる。カルベスの元相棒オーク警部補とコンビを組むことになったテリスは二人で協力しながら独自の捜査を展開するが…という“麻薬捜査官殺害を巡る緊迫した捜査”とその先に待ち受ける“予想外の真実”を、青を基調とした暗然たる映像の中に映し出しています。

ミステリータッチのサスペンスでもあるので、二転三転するストーリーの行方に目が離せません。観客をミスリードさせる演出や劇中散りばめられた伏線の回収も鮮やかです。優しさと嘘、疑心と信頼、悲しみと怒りが交錯する作劇である上に、自分の信じた正義とそれに基づく咄嗟の行動に起因した不条理で悲劇性に満ちた結末は見応えがあります。

独特の肌触りのある映像だけでなく、冒頭の手持ちカメラによる追尾撮影や捜査模様を画面を4分割して同時に見せる演出、さらには真実と偽りを巧みに織り交ぜながら映し出す回想シーンなど演出面でも監督のこだわりが随所に見られる職人気質な逸品です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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