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許されざる者 (1959)

THE UNFORGIVEN

監督
ジョン・ヒューストン
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  • みたログ 238

3.30 / 評価:57件

白人×インディアンを超えられるか

  • 文字読み さん
  • 2010年10月27日 0時43分
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

1959年。ジョン・ヒューストン監督。中西部の牧場に養子として暮らす娘(オードリー・ヘプバーン)は兄たちと平穏な日々を送っていたが、不気味な老人が復讐を唱えながら徘徊するようになる。やがて「あの女はインディアンの娘だ」という噂が流れはじめ、実際にカイオワ族が奪い返しにくる、という話。血のつながらない妹への愛情に気付いていく長男がバート・ランカスター。白人×インディアンの終わらない復讐の連鎖に「養子」というつながりが生まれたときにどうなるかが主題化されています。インディアンは不気味なよくわからない「敵」ではなく身内にいるわけだし、交渉の相手になっている。だからインディアンというだけで即座に生理的な嫌悪感を抱く人たちは狂信的な人として描かれています。単純な西部劇ではない。

とはいえ、やはり自身がインディアンの血を持つと知ったオードリーは、兄のランカスターとともにショックを受けるわけだし、最終的に攻めてくるインディアンをみんな殺してしまいもする。血縁を超えて(あらかじめ決められた白人×インディアンを超えて)、愛に生きようとするけれど、それが未知のものではなく白人的価値観を選ぶことであり、インディアンは殺されなければならない。オードリーと血がつながったインディアンの兄はオードリー自身が殺すのだから、二人の兄のうち血がつながらない白人の兄を選ぶということになっている。自然にそうなっているのではなく選択しているというのがポイント。

酔っ払いや狂気の人の口から真実がもれる、そして真実だからこそ噂が広がるというおそるべきこともしっかり描かれています。真実を隠す母親役リリアン・ギッシュの鬼気迫る表情がすばらしい。

詳細評価

物語
配役
演出
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