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サハラに舞う羽根 (2002)

THE FOUR FEATHERS

監督
シェカール・カプール
  • みたいムービー 41
  • みたログ 604

3.22 / 評価:102件

ヒースレジャーに☆5! ☆3.5

  • yuk***** さん
  • 2018年11月14日 10時42分
  • 閲覧数 307
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

邦題が誤認させている…
サハラ砂漠で戦って散っていく話かと勘違い
それがなければ古典文学の物語としてもうちょっとしっくりきた気が

でもヒースの演技はよかった
彼の情熱が伝わってきたしリアルなハリーが感じられました
彼を見ているとどんな長編も気になりません(笑)
本当に魅力的な役者さんです
20代前半と思えないオーラが…
誰かを思い出す…と それが誰なのかずっと気になっていたのですが 
もしかしたら若い頃のデニーロかな
世代が近いせいかヒースの方が親近感がありますが♡

砂漠でのロケ(CGではなさそう)の困難さが伝わってくるようで
本当によく撮りきって完成させたな&演技頑張ったなー と
何度も思いながら鑑賞しました
砂漠と太陽が美しい

基が古典物語ですから辻褄の合わない起死回生があるのは仕方ないと思いますが
都合よい展開すぎると感じるたのはやはり邦題の影響と
ヒースの演技がリアルで物語風展開とのギャップが上手に埋められていなかったからかも
そのあたりの演出が上手く言っていたら この演技を活かせたのになあ…

でも役者さん方が 魅力的で
個人的にはこの 物語 の冒険に引き込まれました

物語 とはいえ誰にも死んでもらいたくなかった
強い者 弱い者 立場によって 変わる人 変わらない人 
銃で戦う事 と 体(剣)で戦う事 その命の重み
戦争の酷さ ばかばかしさ 戦場での命の軽さ

個人はもちろん 国単位でも人の心を作ったり支配したり強制したりできない
できるとすればそれは洗脳
力を合わせるのは素晴らしいことだけれど 自らの意志でないと
それぞれの心は自由だ 自由は素晴らしいけれど 
自律のない自由は欲望になりやすく 他者の自由に被害を与えかねない
そうなってしまうとそれは私たちの意味する人間でなくなってしまう
本当の自由は恐ろしくもあり厳しくもある

これほど無様に負ける英国軍の映画を初めて見た気がします
目をそむけたくなるほど凄惨な描写はないものの(そこは物語の雰囲気を壊していないのでこれはこれで十分とおもいます)

今、平和を享受できるのは 過去に多くの血と汗と涙が流された結果だということ
その歴史の事実と そこから学んだことを忘れてはいけない
自分の生き方に活かさないと

評価が思ったより低いのが意外ですが…
除隊を決心する描き方(戦う事への恐怖でなく別の恐怖の意味)
サハラに向かう決意の描き方
サハラ砂漠での作戦の意図

これらをちょっと補足してオリジナルに描いていたらもっと感動作になった気がします
そこが物語をなぞっているだけのようで ガツンと響かないのかな

戦争に限りませんが 主に戦争映画などで究極の選択を迫られる場面に遭遇すると 自分に自信が持てなくて怖くなる瞬間がある
自分は究極の場面で正しい選択ができるか
最後まで諦めずに力を尽くせるか…これはホラー映画的なものをみてしまったときにも感じます(笑)
自分は常に そんな瞬間に出会わずに済むようにと願うばかりですが

ハリーが感じたのはこれと似た恐れなのか
それとも納得がいかないまま 無意味と思える戦争に参加する事への恐れなのか

描きたいことが多すぎて尺が足りなかったのか
ヒースの演技に頼りすぎなのか 主人公の描写が少なすぎて
心理が明確に伝わりづらく 鑑賞中はピンとこなくて深く共感できなったのが残念

戦争を嫌って(反戦、いいと思うけれど…)出征間際に命を懸ける運命の友から離れてしまったハリー
愛情より名誉を優先してハリーを突き放してしまったエスネ
エスネを手に入れたいために最後の所で友人のハリーを裏切てしまったジャック

でも3人ともその後悔を改めるチャンスを逃さなかった

友人の為ならば危険も顧みず戦う勇気があることを証明したジャック
ハリーを愛しながらも離れてしまったエスネは 傷ついたジャックとの約束を自分から破るようなことはしなかった
(心はハリーの許にある事は常に明言していましたし)
友人の恋人を奪おうとしたジャックも ハリーとの友情を再び信じ 自身のプライドも取り戻せた

現実にありがちな誤解やすれ違いがなく道を誤ることがなかった結末
それはそれで清々しく感じました

蛇足(1)
アブー役の方よく見かけますが今回も好演されていました
アブーの存在こそが鍵で 物語 であることの意味でもあるとおもうのですが
彼の存在感で十分満足しましたが 2人の繋がりをもう少し丁寧に描いてほしかったかな
彼こそ神が遣わした者?
2人が(最後も)英国人風の笑いをするシーンはすごく好きでした

蛇足(2)
何度も言いますが
ヒースの乗馬姿はめちゃカッコイイです
今回も凄かった!!
友人(直後に死んじゃったけれど)が馬上のハリーをみて笑顔になる理由
友人たちからハリーへの人柄&実力に対する信頼を感じさせるのに言葉が不要でした

ヒース 西部劇も似合いそうでしたねー
本当に惜しまれます…

詳細評価

物語
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音楽

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