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ナイン・ソウルズ (2003)

9SOULS

監督
豊田利晃
  • みたいムービー 97
  • みたログ 645

3.35 / 評価:133件

微妙…でも冒頭とラストは凄く引き込まれる

  • dadadasteady さん
  • 2020年10月18日 9時05分
  • 閲覧数 38
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

10年以上前に観たけど内容忘れてしまったので久々に鑑賞。
何故このタイミングで手に取ったのかは自分でもよく分かりません。

よくも悪くも2000年前後の映画だな~…という感じ。
当時の邦楽のPVとかもそうだけど、物凄くダサい。でも今までの
古いお決まりの型から抜け出そうとする気概は皆それぞれ持っていて
失敗を重ねながら新しいものを積極的に取り込み生み出そうとした時代。
この作品も当時ですらきっとダサい、観てて恥ずかしい部分も
多々あるものの心に響く場面も僅かながらありました。
端役含め出演者がやたらに豪華ですし。

冒頭、タイトルが出る前に既に脱獄があっさり済むので、
もう少し刑務所の中で新人の松田龍平にそれぞれの登場人物を
紹介してあげる形で全員を掘り下げてほしいところでした。
でも冒頭の勢いは凄くテンションが上がり、期待が膨らみました。

ツッコミどころは多々、というかもう早々に割り切らないと
観てられない。9人乗れる車がたまたま通りかかる序盤あたりで
察して頭を切り替えないとキツいです。
偶然に重要な人物に出会ったり、ありえない場所にありえない店が
あったり(ストリップね)、殆どの人に脱獄犯と気付かれなかったり、
9人それぞれの所縁の場所や人との出会いが物凄く狭いゾーンで
展開されたり…等々。

9人のやりとりは寒いところも多いものの、楽しめる場面もありますが、
そもそも9人のうち本当は根っからの悪人ではない人は数名。
根っからの悪人が大半な訳で、脱獄してからも全く罪の無い一般市民が
物を盗まれたり傷付けられたりするのはどこか観ていて辛い部分があります。

だからこそ後半に作風がガラッと変わって9人のうち殆どが
再逮捕されたり殺されたりしていく部分が活きるのかもしれないけど、
反省している人物、反省しているか分からない人物、そもそも
本当は悪いことをしていない人物がごちゃ混ぜで更に9人それぞれを
じっくり描くには時間が足りないので中途半端になっている印象です。

虎吉・未散が親子、未散・一馬が兄弟に近い構図にみえたので、
9人ではなく半分ぐらいに絞ってテーマを掘り下げても良かったのでは
ないかと思いました。
※千原ジュニアの世話焼きな兄貴分の演技が作中どこを切り取っても
 非常に素晴らしいのです。(ほかの作品ではあまり好きではないんですが)

タイムカプセルを開けてからは退屈で退屈で仕方なく、
★1~2ぐらいの感想でしたが、残り4人になり17時までの自由時間に
入ってからラストまでは奇跡的に映像も音楽も演技も全てが
素晴らしくマッチしており、そこだけでも観る価値はあると思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 不思議
  • パニック
  • 不気味
  • 絶望的
  • 切ない
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