あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(19件)
- 山浦国見
4.0点
ストーリーは、マイフレンド・フォーエバーを宗教色強目にした感じ。思いっきりカトリックとユダヤの対立が絡んでくるので、そう言うのが苦手な人には苦痛、退屈かも知れない。しかし、そうでなければ、これは紛れもない傑作。どちらの宗教がいいか悪いかの話ではなく、どちらにも偏らず、与せず、見事に着地させている。自立がもう一つのテーマだが、それもキッチリ描けている。 邦題に関しては、正直複雑な気持ちだ。何しろレモネードは飽くまできっかけに過ぎず、それほど重要なアイテムではない。ただ、誘引性の強い響きがあるので、これで良かったのだろう。
- max********
4.0点
ネタバレオーバーじゃなくて良い
このレビューにはネタバレが含まれています。 - lou********
4.0点
宗教を超えて、善人たちしか出てこない。 だから終始、優しい気持ちで見ていられる。 しかも、泣ける。 エイダンクイン、うまいね。実にうまい。 偏屈さやかたくなさ、良いも悪いもひっくるめたアイリッシュパパをさらりと演じている。 どこか抜けていて、けれど常に威厳を感じさせるアイリッシュパパ。 しかも、その威厳は底知れず温かいのだ。 改めてその役どころの難しさを感じずにはいられない。 話はそれるが、彼の多くの活躍の中でも特に印象が残っているのは、「ザ・ビートルズ1976ダコタハウスにて」である。 ジャレッドハリス演じるジョンレノンの自宅に尋ねていくポールマッカートニーを演じていて、色んな意味で非常に楽しませてもらった記憶がある。 ケヴィンポラックの役どころは、それほど複雑ではない。 けれど、彼の持って生まれたその優しげな風貌だけでは、あそこまでの善良さをかもし出すことは出来なかったはずである。 その善良さこそがこの物語の核なのであるからして、彼の存在の重要性は言うまでもない。 ボニーハントもナイスパフォーマンス。 ブライアンデネヒーも、複雑な役どころを見事に演じ切っていた。 けれど、主役はやはり子供たちである。 大人たちの目を覚ます為に舞い降りてきた天使たちである。 大人たちとは・・・、純粋な疑問に立ち向かって結局答えを得られずに挫折した子供たちのなれの果て? 信仰。そこにはもちろん宗教的な意味が強く含まれる。 宗教の違い、宗派の違い、つまりはグループの垣根、集団の垣根。 長い時間をかけて、見えない垣根をあくせく積み上げてきたのが、わが人類の歴史? ジョンレノンのイマジンじゃないけど、宗教が無い世界ってどんなだろう。 残念ながら・・・、想像すら出来ない。
- oce********
4.0点
宗教上の違いというものを、いかに越えさせるかに焦点を当ててみると共感できるかと。 だがユダヤ教とキリスト教の違いが詳しく分からないのはマイナスだが。 ただこれはあくまで子供の視点というより、同世代こそ観るべき作品かと。 大人になって素直に見れるかという疑問も残る。 それでも純粋そのものな子供たちの演技が非常に眩しい。 アイダン・クインの厳格なオヤジと、人情味あるケヴィン・ポラックの対比も中々。 ところでレモネードなんて一場面だけしか出てこなかったが、それがなんで邦題に採用されたのかはよく分からないままだった。
- iro********
3.0点
なんだか爽やかな邦題。予備知識はまったくなし。 ここの評価良かったし、この作品をチョイス。 8歳のピート少年の夏休みです。 と、言ってもセミを採ったりはしません。 熱心なカトリック教徒の家庭で育ったピートは、 シスターに言われたことを気にして、どうしたらいいか? 少年なりに考え、行動した夏休み。 少し宗教的なこと(異教徒を改宗etc)言ってますが、 宗教違えど普段の行いを重んじなさいってことでしょう。 難しいことはないです。無宗教なおいらでも、ピートと 似たような事は考えたことはあります。 少し子供の頃を懐古させてくれた映画でした。 大人になって、少し疲れてるあなた。オススメです。
スタッフ・キャスト
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